元人権弁護士の文大統領、コロナ対策で「公権力使う」と明言=韓国ネット「当然、使うべき」

Record China    2020年8月24日(月) 11時20分

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21日、韓国・マネートゥデイによると、元人権弁護士の文在寅大統領が10秒間の沈黙後、「公権力を行使する」と述べた。資料写真。

2020年8月21日、韓国・マネートゥデイによると、元人権弁護士の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が10秒間の沈黙後に「公権力を行使する」と述べた。

記事によると、文大統領はソウル市庁で開かれた「ソウル市防疫強化緊急点検会議」に出席し、「(新型コロナウイルス感染症の再拡大は)個人の人権問題だけでなく国民共同体の生命と安全に直結する問題だ」とし、「公権力が生きていることを国民に示す必要がある」と強調した。今のような状況で公権力を行使しなければ「国政の責任者としての役割を果たさないことになる」とも述べたという。また「公権力の行使には、相対的に国民個人の人権を侵害する素地があるため、公権力は最小限にとどめるべきだ」としながらも、「感染症の防疫、災害への対処などの場合、公権力は国民を守る役割を担う必要がある」との考えを示したという。

記事は「文大統領は就任以来、『公権力』という言葉をほとんど使ったことがなく、元人権弁護士で人権を最優先として国政を運営する大統領としては当然のこと」だとした上で、「新型コロナウイルスの感染再拡大によりその信念を変えた」「防疫を妨害する勢力の人権より、国民の命が重要だとの考えだ」と説明している。

ただ、文大統領はこの会議で冒頭発言を行うに当たり、10秒間沈黙したという。記事は「大統領が出席する行事における10秒は、かなり長い時間」だとし、「それだけ文大統領が現状を重く見ている現れ」「感染者激増の深刻さを伝えようとする複雑な心境が込められている」と評している。この沈黙の後、感染者数の現況を伝え「コロナが韓国に入って以来、最大の危機」だと述べて公権力の話を切り出したという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「もっと早くから行使すべきだった」「随分悩んだんだろうな。公権力は当然、使うべきだ」「どうか強力に推し進めてほしい」など賛同するコメントが多く寄せられている。

また「尹美香(ユン・ミヒャン)やチョ・グクの疑惑、バーニングサン事件の時も、公権力を行使すべきだった」との声も多く見られた。(翻訳・編集/麻江)

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