中国疫学専門家「秋・冬季に中国で武漢のような深刻な流行は発生しない」―中国メディア

人民網日本語版    2020年8月21日(金) 14時20分
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中国疾病予防管理センター疫学首席専門家の呉尊友氏は、「中国では、今年初めに湖北省武漢市で起きたような、深刻な新型コロナウイルス感染拡大が発生することはないだろう」との見方を示した。

19日午後に開催された中国国務院共同対策メカニズムの記者会見で、多くの人が心配する秋・冬季の新型コロナウイルスの再流行について、中国疾病予防管理センター疫学首席専門家の呉尊友氏が、「約半年間の実践により、新型コロナウイルスを抑制することができると確信している。中国では、今年初めに湖北省武漢市で起きたような、深刻な新型コロナウイルス感染拡大が発生することはないだろう」との見方を示した。北京日報が伝えた。

呉氏によると、その確信は2つの事実に基づいているという。まず、今年1月と2月に武漢で新型コロナウイルス感染が拡大した際、武漢で働いていた多くの人が30省・自治区・直轄市に帰省し、感染が湖北省以外の30省に広がった。その一方で、各地で万全な対策が講じられたため、湖北省以外で2000人以上の感染者が出たところはない。また、感染者が1000人以上だったところも4省しかなかった。

次に、4月と5月、中国東北地方の一部の地域で輸入症例が発生し、現地で感染が拡散した。そして6月には、北京でも新発地市場に端を発する集団感染が発生した。7月には大連や新疆ウイグル自治区ウルムチ市でも集団感染が発生した。しかし、それらの集団感染をすぐに発見し、有力な対策を講じたため、速やかに抑制することができた。これらの事実は、中国には感染状況を早期発見し、直ちに抑制する能力があることを示している。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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