食べ残しゼロへ、各地が取り組みスタート―中国

人民網日本語版    2020年8月23日(日) 18時0分

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食卓における節度ある文明的行為は、社会文明の一つの縮図といえる。市民の多くは、適量を注文することやご飯やおかずを残さないことに対する自覚を持つようになった。

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食卓における節度ある文明的行為は、社会文明の一つの縮図といえる。市民の多くは、適量を注文することやご飯やおかずを残さないことに対する自覚を持つようになった。また、飲食業界も新しい販促方法を絶えず打ち出し、顧客が節度をわきまえた食事や理性的な消費をするよう促している。無駄な注文や食べ残しをなくすために、各地でさまざまな努力が続けられている。

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■料理の頼みすぎや食べ残しにストップ

食べ物を大切にするよう呼びかけ、食べ物を無駄にする行為に「NO」と言う行動が、全国規模で繰り広げられている。各機関・部門や飲食企業は、続々とこの呼びかけに応じ、宣伝強化やハーフサイズや少量料理の提供などを通じて、料理の頼みすぎや食べ残しをしないというムードを盛り上げている。

■一人一人から始める「食べ残しゼロ」 河北省石家荘

河北省石家荘市の市場監督管理局と一部の飲食企業は、食べ物を無駄にする行為をなくための行動を続々と開始している。宣伝教育の強化、提案書の発表、顧客に理性的な消費を促すといった方法を通じて、食べ物を無駄にするのをやめようというムードを高めるために、積極的に取り組みを進めている。

■学校で給食に新ルール「食べ物を残すと問題を解く」 湖南省懐化市

「お米を1粒残したら選択問題を一つ解くこと。料理を1品残したら応用問題を一つ解くこと」。湖南省懐化市宏宇中学(中高一貫校)の蘭輪輪(ラン・ルンルン)先生はこのほど、生徒たちが食べ物を無駄にする状況を何とかしようと、「食べ物を粗末にすると問題を解く」というルールを打ち出し、ネット上で話題になった。

長沙市直属機関食堂に秤設置、食べ残し125グラム罰金1元 湖南省

湖南省長沙市にある市直属機関の食堂のバイキング形式レストランでは17日、食事を終えた人たちが食器回収場所に設置された秤の上に次々と自分の食器を乗せ、重さを量っていた。同レストランでは、「文明的に食事をし、食べ残しを減らす」よう呼びかけるために、食べ残しが125グラムを超えた場合は食費カードから1元(約15円)引かれる決まりになっている。

■取りすぎや食べ残しにNO!バイキングレストランの対策とは? 天津

マナーある飲食行為を消費者に奨励する目的で、天津市内のホテルのバイキングレストランでは、1人前ずつ、あるいは半人前に取り分けられた料理を出すスタイルを取っている。また、従来のバイキングスタイルを注文方式に改め、その日のレストラン予約人数やホテルの稼働率などの状況に応じて、合理的な食事の手配を行っている。

■食品ロスにNO!南昌高速鉄道で染付風ミニカップ容器メニューが登場

江西省・南昌西駅と広東省・深セン北駅を結ぶ路線や、南昌駅と四川省・成都東駅を結ぶ路線など、4路線の高速鉄道列車内では、7月から染付磁器風のミニカップ容器に入った料理が続々と発売されている。乗客は、自分の適量と味の好みに応じて料理を選ぶことが可能となり、食品ロス削減に繋がっている。

■長春の料理店が大盛りを小鍋に、食べ残しが出ないように工夫 吉林省

吉林省長春市永昌路にあるレストランでは、中国の東北地方でよく見られている「大盛りの料理」をアレンジして、小鍋料理をお店の特色として打ち出した。食べ残しが出ず、値段が安いうえ、より多くの種類の料理を食べることができるとして、市民の間で人気が高まっている。(提供/人民網日本語版

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