中国で輸入冷凍食品から新型コロナウイルス検出相次ぐ、懸念引き起こす―英メディア

Record China    2020年8月21日(金) 6時40分

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英BBCの中国語ニュースサイトは19日、「中国で輸入冷凍食品から新型コロナウイルスが相次いで検出され、懸念を引き起こしている」とする記事を掲載した。資料写真。

英BBCの中国語ニュースサイトは19日、「中国で輸入冷凍食品から新型コロナウイルスが相次いで検出され、懸念を引き起こしている」とする記事を掲載した。

記事はまず、「中国では新型コロナウイルスの感染状況が徐々に落ち着きを取り戻しつつあるが、広東省深セン市や遼寧省大連市で輸入冷凍食品の包装から新型コロナウイルスが検出されたことを受け、輸入冷凍食品に対する人々の懸念が再び高まっている」とした。

そして、「中国メディアの報道によると、7月以降、中国の深セン市、安徽省、山東省、遼寧省、福建省、江西省、重慶市、雲南省、陝西省の9カ所で相次いで、輸入された冷凍食品またはその包装から新型コロナウイルスが検出された。少なくとも5カ所で検出された陽性の検体は、エクアドル産冷凍エビの輸送コンテナの内壁と包装の外側から採取されたもので、他の地域で検出された陽性製品にはブラジルから輸入された冷凍の鶏手羽肉が含まれている」とした。

その上で、ある専門家の見解として、「新型コロナウイルスの感染は主に人と人との接触によって起きる。一般の人々が冷凍食品を購入したり冷凍食品に触れたりすることによって感染する確率はとても低い」と伝えた。

記事はまた、世界保健機関(WHO)が13日、「食品や包装からのコロナ感染は証拠がない」との認識を示したことも伝えている。

それによると、WHOで危機対応を統括するマイク・ライアン氏は、「食品や包装、加工や配達を恐れるべきではない。食品やフードチェーンがウイルス感染に関係しているという証拠はない」とし、WHOの感染症専門家のマリア・ファンケルクホーフェ氏も、「中国は何十万もの食品の包装のウイルス検査を行ったが、見つかったウイルスの数は極めて少なかった」と述べている。(翻訳・編集/柳川)

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