中国が新疆ウイグル自治区にJ-20を配備、インドとの国境から300キロ―米誌

Record China    2020年8月19日(水) 10時40分

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米誌フォーブスは18日、中国が新疆ウイグル自治区にJ-20ステルス戦闘機を配備したと伝えた。写真はホータン空港。

米誌フォーブスは18日、中国が新疆ウイグル自治区にJ-20ステルス戦闘機を配備したと伝えた。中国メディアの観察者網が同日付で伝えた。

記事によると、民間衛星が新疆ウイグル自治区のホータン空港にJ-20が配備されているのを撮影した。海外の衛星としては初めて同地域でJ-20が配備されているのを撮影したものだという。

記事は、「ホータン空港は新疆ウイグル自治区の主要な軍事基地の一つで、中印国境のラダック地区から約300キロの位置にある」と紹介。「J-20がホータン空港に配備されているほか、J-16戦闘爆撃機、H-6K大型爆撃機などの新型戦闘機もカシュガル空港に配備されており、西側の潜在的な敵を威嚇している」と伝えた。また、「中国人民解放軍空軍は7月1日に西部戦域のとある場所に長距離空対空ミサイルを搭載したJ-16を配備した写真を公開していた」とも指摘している。

しかし、観察者網の記事は「J-20を2機配備したところで実戦的な意味はあまりないとフォーブスは分析している」と説明。ホータン空港に2機のJ-20を配備しても、1日に1回しか巡回任務を行うことができず、倍の4機に増やしても2回になるに過ぎないからだという。ただ、フォーブスはホータン空港に何機のJ-20が配備されたかは不明としている。

観察者網は、「中印国境の緊張状態は続いており、インド側は中印国境付近にSu-30やミグ29、ミグ29K戦闘機をすでに配備している」と指摘。ラダック地区にはインド国産の攻撃ヘリコプター(LCH)も2機配備されていると伝えた。(翻訳・編集/山中)

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