給食を残した罰として1人で「居残り」の4歳女児、ベランダから転落し大けが―中国

Record China    2020年8月20日(木) 19時20分

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18日、中国メディアの観察者網によると、広東省の幼稚園で昼食を残した罰として教室に1人残された4歳の女児が2階のベランダから転落して大けがを負う事故が起きた。

2020年8月18日、中国メディアの観察者網によると、広東省の幼稚園で昼食を残した罰として教室に1人残された4歳の女児が2階のベランダから転落して大けがを負う事故が起きた。

記事によると、7月8日午後に同省湛江市にある幼稚園で、女児が昼食を食べきれずに残した上、倒してこぼした罰として、担任教員が保育の終了時間前に教室で「居残り反省」をさせた。監視カメラには、現地時間午後4時31分に、担任教員が帰る準備をした他の園児を連れて教室を出る中で、女児が1人立たされている様子が映っていた。

その4分後の同35分、女児はカバンを持って隣の「生活館」という部屋に入った。部屋には別の教員が1人おり、女児はこの教員に対して「家に帰りたい」と申し出たが、教員は「教室に戻って涙を拭いて、担任の先生に謝りなさい」と指導し、女児を教室に戻した。さらに5分後、女児が再び生活館に入ったが、教員は本棚の死角にいた女児に気づかず施錠して部屋を離れ、女児は20分以上部屋に閉じ込められることになった。

そして同5時1分、窓側の本棚によじ登って窓を開けてベランダに出ることを思いついた女児は、首尾よく窓の外に出ることに成功。しかし、気が急いていたのか、ベランダの柵を越えようとしたところでバランスを崩し、地面に置いてあった三輪車の上に転落した。

病院に運ばれた女児は検査の結果、左顎の骨を折るなどの大けがを負って手術を受けた。退院後に受けた検査では、「20歳になるまで半年に一度検査を受けること」と言われたという。

事故発生後、保護者は幼稚園側に対して損害賠償を何度も求めたが幼稚園側はなかなか受け入れず、約10日後にようやく手術代など4万元(約60万円)余りの費用を支払うことで合意した。しかし、今後の継続治療の賠償について幼稚園側は再び難色を示しており、交渉は紛糾。幼稚園側は「司法判断に委ねる」との姿勢を見せているという。(翻訳・編集/川尻

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