米市民から訴えられた韓国の番組が反論も、韓国ネットからは厳しい声続出

Record China    2020年8月19日(水) 12時20分

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18日、韓国・中央日報は、SBSのバラエティー番組「イ・スンギのチプサブイルチェ~師匠に弟子入り」が米国でロケを行ったところ、現地住民から訴えられたと伝えた。

2020年8月18日、韓国・中央日報は、SBSのバラエティー番組「イ・スンギのチプサブイルチェ~師匠に弟子入り」が米国でロケを行ったところ、現地住民から訴えられたと伝えた。

記事によると、米カリフォルニア州の都市、タスティンとアーバインに住む11世帯が、同番組の出演者、スタッフをソウル中央地検に告訴した。「SBSが許可を得ず撮影を行い、詐欺、特殊住居侵入、器物破損、道路交通法違反、一般交通妨害などの被害を受けた」との主張で、現地でも約16億ウォン(約1億4000万円)の損害賠償訴訟を行う計画だという。また、韓国の放送通信委員会にカリフォルニア州民約120人が署名した嘆願書を提出済みだとしている。

問題になったのは、2018年9月に韓国内で放送された「シン・エラ編」とみられている。イ・スンギ、イ・サンユン、ヤン・セヒョン、ユク・ソンジェらが、女優シン・エラのロサンゼルスの自宅を訪れた。原告の住民らは、「商業的な撮影が禁止されている地域で、地域理事会の許可も得ずに撮影を行った」「コミュニティの一員に限り利用できるプールで撮影を行った」ことなどを問題視している。その他にも「住民らの顔や居住地を同意なく放送した」「車両の損傷」「不法夜間撮影」「無許可ドローン飛行」「駐停車区域違反」などの被害もあったとしている。

SBS側は、当時は現地エージェントを介して事前に撮影の許可を得ており、費用の納付など関連手続きを順守したと反論している。また、原告らが2年近くの間、60億ウォン相当の不当な損害賠償を要求していると主張しており、近く法的対応の方針など、局としての正式な立場を表明する考えだという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「テレビは路上でのロケで偉そうに振る舞っているが、同じことを米国でもしたんだろう。国の顔に泥を塗るようなことをしないでもらいたい」「道をふさいで住民も通らせないロケって本当に不快」「その時の状況が想像できるよ。うちの町はよくドラマや映画の撮影をしてるけど、ひどいものだから。何かすごい特権階級だと思ってるみたいだよ」「あるバラエティーの撮影で、往復2車線の道路を十数台の大型バスや車でふさぎ、他の車に迷惑をかけ、スタッフたちは大勢、外でたばこをふかし態度が悪かった。それ以来、その番組を見なくなったよ」「韓国は放送局に寛大過ぎる傾向がある」「今後は韓国内でも偉そうに撮影して迷惑を掛けることがあれば告訴、告発すべきだ」など、テレビ番組のロケに遭遇した時の体験談とともに、スタッフの態度を批判するコメントが多数寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

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