韓国は医師不足?OECD加盟国で最低水準、ネットで問題点指摘する声

Record China    2020年8月19日(水) 9時20分

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13日、韓国・ニュース1は、韓国の人口1000人当たりの医師の数が経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で最低水準だと報じた。資料写真。

2020年8月13日、韓国・ニュース1は、韓国の人口1000人当たりの医師の数が経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で最低水準だと報じた。

韓国国会立法調査処が同日発刊した「OECD主要国の保健医療人材統計および示唆点」によると、韓国の人口1000人当たりの医師数は2.3人で、OECD加盟国の平均(3.5人)より1.2人少なく、加盟36カ国の中で最低水準だった。

ただし、韓国の人口1000人当たりの医師数の増加率はOECDの平均を上回っているという。韓国は2000年の1.3人から、17年には2.3人に約77%増加した。OECDの平均増加率は27%だという。また、高齢医師の割合においても、55歳以上の医師の割合が19%(17年基準)でOECD加盟国(平均34%)中3番目に低かった。さらに、専門医の割合も約73%でOECD平均(65%)より高かったという。

この結果を受け、立法調査処は「中東呼吸器症候群(MERS)や新型コロナウイルス感染症など相次ぐ感染病の発生により医師の人材拡大の必要性が提起されているため、医学部の定員拡大など供給政策が推進されるべきで、韓国の医師人材の特徴を多角的に検討して長期的な人材供給計画を立てる必要がある」と話しているという。

これについて、韓国のネット上では「医師の数は重要じゃない。人気のない分野の医師を増やすなど、需要と供給をマッチさせることが重要」「問題は病院は多いのに有能な医師が少ないこと」「医師が少ないのと、治療費が安いのは事実。少ない費用で高い診療技術を期待する悪いくせを直さなければ」「保険財政、医療報酬を維持したまま必須診療科医師の数を増やせば、医師の収入は当然低下する。そうすれば、リスクの少ない美容科への転向がさらに増えるだろう」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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