韓国が空母建造計画打ち出す、狙いは日本と米国か―中国メディア

Record China    2020年8月18日(火) 9時0分

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17日、中国のポータルサイト・百度に、韓国が空母建造計画を打ち出した意味について解説する記事が掲載された。

2020年8月17日、中国のポータルサイト・百度に、韓国が空母建造計画を打ち出した意味について解説する記事が掲載された。

記事は、韓国国防部が先日、およそ300兆ウォン(約27兆円)規模の「国防中期計画」を打ち出し、3万トン級の軽空母建造計画を示したと紹介。年内にコンセプトを完成させ、来年より基本設計を開始して2030年初めに完成させる予定で、完成した空母にはF-35B戦闘機20機が艦載機として搭載され見込みだと伝えた。

その上で、現時点で空母を保有していない韓国が軽空母の建造を発表した意味について、3点から解説している。

まず、歴史問題や領土問題、さらには経済問題と近年対立を強めている日本にあらがうためであるとし、すでに「準空母」を持っている日本に対し戦力面での劣勢を跳ね返す目的だとした。

次に、在韓米軍費用負担の大幅増を米国が要求する中で、米軍への依存を減らすことで費用負担交渉を少しでも有利に進める狙いがあるとの見方を示している。

そして最後に、日本、米国、中国、ロシアなど韓国をとりまく環境が決して穏やかではない中、空母を建造して緊急事態を未然に防ぐ意図もあると伝えた。

記事は「総じて、韓国の国益を考えれば、独立した軍事力を発展させ、自分の力で自分を守るということになり、これは明らかにメリットのあることだ」とする一方、韓国が空母を持つことで東アジアの情勢に影響が生じることになるとの懸念を示した。その上で「文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、何かと口を挟みたがる米国が、空母建造計画についても強引に足を踏み入れてくる可能性が高いことに注意しなければならない」としている。(翻訳・編集/川尻

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