中国の飲食店、「食べ物粗末にしないため」体重に応じたメニュー提案=ネット上で賛否両論

Record China    2020年8月16日(日) 17時20分

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14日、中国メディアの観察者網は、「食べ物を粗末にしないため」体重に応じたメニューを提案する湖南省長沙市内のある飲食店について伝えた。

2020年8月14日、中国メディアの観察者網は、「食べ物を粗末にしないため」体重に応じたメニューを提案する湖南省長沙市内のある飲食店について伝えた。

記事によると、この飲食店のシステムは、客が入店前に測定した体重に基づいて店がメニューを推薦し、客が注文するというもの。店は「これは客が適切な量の食事ができるように誘導するもので、浪費を根絶するためだ」としている。この店では客のために余った食事を持ち帰れるよう無料で容器を提供しているという。

同店の対応は、習近平(シー・ジンピン)国家主席が最近、「食べ物を粗末にしてはいけない」などとする「重要指示」を出したことと大きく関係しているとみられている。

同店の対応について、ネット上の反応を見ると、「これはいいことだと思う。私はいつも注文した料理を食べきれないから浪費になっていると感じていた。でも本当に食べきれないんだ」「これはすごくいいね!体重測定は強制ではないわけだし、測りたくなければ直接注文すればいいだけ」など、店の対応を称賛するコメントが寄せられていた。

一方で、「これは体重を測るのに微信(WeChat)登録してもらうための手段だな」「こういう営業はやめて、料理に専念してほしい。この店は昔の方がおいしかった」など、単なる営業目的にすぎないとの批判も少なくなかった。

さらに「複数で入店した場合、体重はそれぞれ異なるのにどうやって注文するのだ?平均体重か?それに体重だけではなく、ボディマス指数(BMI)で肥満の程度からメニューの提案をすべきだ」「痩せていても大食いの人はいる。ただ太らないだけ。太っていても食事量の少ない人もいる。ただ太りやすいだけ」など、問題点を指摘する人もいた。

ほかには、「これって感情を害することなんじゃないか?」「女性の体重はプライバシーです」などの指摘もあった。(翻訳・編集/山中)

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