広東省の自然保護区で希少動物チュウゴクカモシカの姿が捉えられる―中国

人民網日本語版    2020年8月15日(土) 23時0分

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広東省韶関市乳源ヤオ族自治県の乳源大峡谷省級自然保護区に設置された野外赤外線カメラがこのほど、中国国家2級重点保護動物に指定されているチュウゴクカモシカの鮮明な映像を捉えた。

広東省韶関市乳源ヤオ族自治県の乳源大峡谷省級自然保護区に設置された野外赤外線カメラがこのほど、中国国家2級重点保護動物に指定されているチュウゴクカモシカの鮮明な映像を捉えた。中央テレビニュースが伝えた。

映像を見ると、羊のような外見の動物が左側から画面に入ってくる。赤外線カメラが検知し、ライトが自動で灯って動物の体を照らし出すと、その動物は驚いて前足を踏ん張って止まり、警戒するようなしぐさをした後、体の向きを変えて逃げていった。映像には、そのふさふさした毛やとがった耳、角がはっきりと映っている。

チュウゴクカモシカは、「角はシカ、頭はヒツジ、ひづめはウシ、尾はロバに似ているが、そのどれでもない」ことから、トナカイ、ヘラジカ、シフゾウと共に「四不像」とも呼ばれる。体長は1.4~1.5メートル、体重は50~100キロ。主な活動範囲は標高1000~4400メートルの針広混交林や針葉樹林、岩石の多い雑木林だ。

チュウゴクカモシカが生息する地域の森林が伐採されるにつれ、生息地が破壊され、野生個体数が激減した。そのため、ワシントン条約の附属書Iに入っており、国際自然保護連合(IUCN)が作成した絶滅のおそれのある野生生物の「レッドリスト」と「中国生物種レッドリスト」に登録されている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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