小学生に粗末な給食、職員の女が1年で給食費2000万円を着服―中国メディア

Record China    2020年8月15日(土) 0時20分

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12日、中国メディア・観察者網は、小学生に粗末な給食を与えて給食費の一部を着服していた女が有罪判決を受けていたと伝えた。

2020年8月12日、中国メディア・観察者網によると、小学生に粗末な給食を与えて給食費の一部を着服していた女が有罪判決を受けた。

記事は、中国共産党中央紀律検査委員会中国国家監察委員会の公式サイトが9日、江蘇省無錫市で発生した給食費の着服事件に関する動画を公開したことを紹介。18年5月に無錫市江陰市山観実験小学校の給食に関する問題点を指摘した文章が話題を呼んだと伝えた。

この文章には「1日8.5元(約128円)の給食費だが、児童が食べているのはウインナーとダイコン、ハクサイ、それにトウガンと昆布のスープだけだ。こんな栄養のないものを子どもに食べさせるのはやめてくれ。学校は子どもの昼食基準をどうやってチェックしているのか」との指摘があったという。

その3カ月後、学校の食堂管理、物資購入などを担当する総務部の龔秀娟(ゴン・シウジュエン)元主任が横領の疑いで取り調べを受けることになった。その結果、龔元主任は供給業者7人と共謀し、偽の発注書や領収書を合計96回作成する方法で、1年余りの間に児童の給食費から131万元(約2000万円)を着服していたことが分かった。これは1人1日8.5元の給食費から5元分(約75円)をピンハネしていたことになる。

その後、19年1月に元主任は懲役5年、罰金30万元(約450万円)の有罪判決を受けた。また、北晩新視覚の報道によると、この判決後、共産党無錫市委員会は市内568カ所の幼稚園と小中学校の食堂について調査を行い、8人が同様の横領容疑で立件調査されることになったという。(翻訳・編集/山中)

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