反政府デモ下でも、多くの地域は旧正月祝賀ムード=活発な関連イベントの開催―タイ

Record China    2014年2月3日(月) 14時53分

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1月30日から2月2日にかけてタイ各地では中国正月の行事が開催された。バンコクの中華街ヤワラー地区では1月31日から2月2日にかけて通りを歩行者天国として、様々な催し物が行われた。

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2014年1月30日から2月2日にかけ、タイ各地では中国の旧正月に関連したイベントが開催された。

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バンコクの中華街ヤワラー地区では1月31日から2月2日にかけ、通りを歩行者天国として、様々な催し物が行われた。

1日の午前中は反政府デモ隊が行進することを表明していたため、周囲は緊張につつまれていたが、ステープ元副首相を先頭に赤い中華服に身を包んだ一行は、チャルンクルン通りを行進。混乱を引き起こすこともなく、昼過ぎにはほぼ全てのデモ隊がルンピニ公園に向かっていった。

このほか、バンコク西部郊外タリンチャン地区のピクン寺では1月30日、祝賀行事とあわせて縁日が催された。中でも連日有名歌手を招いて行なわれた歌謡ショーは、多くの地元住民らで賑わっていた。この日招かれたのは、グラミー所属のルークトゥン歌手ラチャノック・シーロパンさん。南部出身の彼女だが、ステージ上では反政府活動などには一切触れることもなかった。数々のヒット曲を歌いながら、「旧正月を一緒に楽しく過ごしましょう」と語りかけ、集まった観客を魅了した。

そして、ステージが終わると次の公演地である東部のチャチェンサオ県へと足早に去っていった。期間中、タイ全土で多くの行事が行われるため、人気歌手ともなると1日に4、5カ所を掛け持ちして、分刻みで移動。日中はデモ隊の影響で一部を迂回するなどしているというが、夜ともなれば影響は感じないという。

タイ各地ではこの後も一連の行事が数日間続く。また、乾期でもあるこの時期、寺院を中心にタイ全土で同じような歌謡ショーが行なわれており、デモ隊による混乱はまるで別の世界での出来事となっている。(提供/Global News Asia・取材/撮影:そむちゃい吉田)

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