上海市、住宅団地内の養老施設を整備

CRI online    2020年8月10日(月) 17時35分

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上海市は中国で最も早く高齢化社会に突入し、高齢化が最も進んでいる都市です。上海市では住宅団地内で養老施設を整え、高齢者の生活の質の向上を目指しています。

上海市は中国で最も早く高齢化社会に突入し、高齢化が最も進んでいる都市です。昨年末までに上海の戸籍を持つ60歳以上の高齢者が戸籍人口全体の35.2%に上り、うち80歳以上が15.8%を占めています。超大都市では地価が高く、高齢者が非常に多いという特徴がありますが、上海市では住宅団地内で養老施設を整え、高齢者の生活の質の向上を目指しています。

午前10時半、長寧区虹橋街道(町)の住宅団地に設置された高齢者総合サービスセンターの食堂は団地に住む高齢者に昼食を提供します。

高齢者は毎日センターに来て、食事をしたり、体を動かしたりします。センターでは低価格で食事ができ、健康診断も行っています。また、センターで薬を受け取ることもでき、読書やトレーニングもできます。センターは住宅団地の中に設けられているので、家からも遠くありません。

超大都市は地価が高く、高齢者が非常に多いという特徴があるため、上海市では住宅団地内での養老施設の設置というモデルを初めて導入し、各街道では15分で行ける場所に施設を設け、高齢者が住み慣れた環境から離れなくても養老サービスを受けられるようにしています。

現在、長寧区虹橋街道の高齢者総合サービスセンターは住宅団地内の介護サービス、医療と介護の結合、高齢者家庭への支援、生活サービスなど一連のサービス提供に力を入れています。上海市ではこうした高齢者総合サービスセンターはすでに268カ所設けられており、すべての街道をカバーしています。(提供/CRI

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