中国の海外旅行者が急増、世界の各業界に恩恵もたらす―英紙

Record China    2014年2月4日(火) 19時15分

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31日、英紙はこのほど、収入増に伴う中国人観光客の急増が世界各国に莫大な恩恵をもたらすと指摘した。写真はスリランカ・コロンボのバンダラナイケ記念国際会議場。

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2014年1月31日、参考消息(電子版)によると、英紙フィナンシャル・タイムズは、収入増に伴う中国人観光客の急増が世界各国に莫大(ばくだい)な恩恵をもたらすと指摘した。

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バンコクからスリランカのコロンボへ向かう飛行機の中、昼食時に出されたメニューに中国語が印刷されているのに気づき、驚く人がいるかもしれない。しかし、世界各地へ毎年1億人もの観光客を送り出すようになった中国の状況を考えれば、世界のあらゆる場所で中国語を目にするようになるのもそれほど遠いことではないだろう。

海外旅行をする中国人は、10年には6000万人足らずだったが、13年には約1億人に達した。CLSAのアナリスト、アーロン・フィッシャー氏は国民1人当たりのGDP値が8000ドルを超えた段階に臨界点があると主張する。日本や韓国、台湾もこの臨界点を超えた後、観光業界が飛躍的に発展したという。

現在、中国の国民1人当たりのGDP値は約7000ドルだが、一部の地域ではすでにこの平均値をはるかに超えている。フィッシャー氏は、中国の海外旅行者は20年には2億人に達し、支出は現在の約3倍になると予測している。

この予測が正しければ、世界各地のさまざまな業界が中国人観光客の恩恵を受けることになる。中でもカジノ関連企業はその最大の恩恵を受ける1つになるだろう。マカオでカジノやホテルを経営するギャラクシー・エンターテインメント・グループ(銀河娯楽集団)は13年に株価の値上がり幅が前年比2倍を超えた。同社が経営するマカオのカジノの年間収入はラスベガス全体のカジノの年間合計収入を超えている。創業者の呂志和(ルー・ジーホー)氏は香港の不動産投資家・李嘉誠(リー・ジアチョン)氏を抜いてアジア一の富豪となった。(翻訳・編集/HA)

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