大気汚染、インドと中国どちらが深刻?=「いずれにせよ対策は北京に劣る」―インドメディア

Record China    2014年1月31日(金) 10時41分

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30日、米イェール大学とコロンビア大学がダボス会議で発表した2014年環境パフォーマンス指数(EPI)で、世界178カ国中インドは155位と、BRICS各国を大きく下回る結果となった。写真はインド。

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2014年1月30日、ニューデリーテレビによると、米イェール大学とコロンビア大学がダボス会議で発表した2014年環境パフォーマンス指数(EPI)で、世界178カ国中インドは155位だった。中国は118位、ブラジルは77位、ロシアは73位、南アフリカは72位で、インドは他のBRICS各国を大きく下回る結果となった。環球時報が伝えた。

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米紙ニューヨーク・タイムズは、2014年1月第3週目までのデータで、ニューデリーのPM2.5の1日平均最高値は473、北京は227であると伝えた。今月15日、北京のPM2.5が500を超え、米国大使館は今年最初の警告を出した。だが、この時、ニューデリーではすでに同様の待機状態が8日間も継続していた。ニューデリーのPM2.5が300を下回るのは、平均して3週間に1度だけだという。

最近の研究によると、国際的には北京ほど注目を集めていないものの、ニューデリーの大気は北京よりも悪化している状態だという。だが、インド人やニューデリーに居住する外国人は、北京をはじめとする中国各地の住民のような不安を見せていない。インドで空気清浄機を目にすることはまれで、街中にもマスクをしている人はほとんどいない。

29日、ザ・タイムズ・オブ・インディアは、インド地球科学省所管の研究機関による発表を伝えた。ニューデリーに設置された9カ所の観測点からのデータによると、PM2.5は350を超えておらず、一方で北京は500を超えて650をうかがう勢いにあるという。研究員は「汚染物の濃度についていえば、われわれは北京よりもうまくやっており、北京の大気汚染は緊急事態ともいえる。わが国のPM10とPM2.5はいずれも高いものの、極端な高さではない」と述べた。

インド紙ファーストポストは29日、「ニューデリーと北京の空気、どちらが劣っているかにかかわらず、大気汚染対策はわが国の方が不足している」と伝えた。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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