韓国野球界で160キロ投手が出ないのはなぜ?日本と比較=韓国ネットの分析は…

Record China    2020年8月6日(木) 23時40分

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5日、韓国・ファイナンシャルニュースは、「韓国の野球界ではなぜ160キロ投手がいないのか」との見出しで報じた。資料写真。

2020年8月5日、韓国・ファイナンシャルニュースは、「韓国の野球界ではなぜ160キロ投手がいないのか」との見出しで報じた。

記事ははじめに、韓国と日本の大学野球界を比較。高麗(コリョ)大学は毎年、早稲田大学と交流戦を行っている。高麗大野球部のキム・ホグン監督は、早稲田大学に毎年、球速150キロの速球を投げる投手が1~2人いることに驚くという。記事は「韓国の大学野球は過去の栄光を失って久しいが、日本はまだ東京6大学野球リーグを中心に健在だ」と伝えている。

続いて日本と韓国のプロ野球界を比較。日本のプロ野球では、今年だけで千賀滉大(27、福岡ソフトバンクホークス)と平良海馬(20、埼玉西武ライオンズ)の2人が160キロの壁を突破した。

日本のプロ野球で初めて球速160キロの壁を破った投手は、当時ヤクルトに所属していた佐藤由規(現東北楽天ゴールデンイーグルス)。2010年の8月の横浜戦で161キロを記録した。その後、藤浪晋太郎や大谷翔平ら160キロ以上を投げる選手が続々と登場した。

対して韓国のプロ野球では、まだ160キロを投げた投手は出ていないという。昨年、高校生だったチャン・ジェヨンが153キロを記録。今年に入って練習試合で157キロを投げ話題になった。現在、韓国内で160キロ突破が期待できる最も有力な候補だという。

韓国野球界で160キロを投げる投手が出ないことについて、かつて速球投手イ・ミンホLG)を育て、高校生を指導するキム・ヨンジク監督は「選手層が浅いことと、基礎を重視せず、選手を育てる風土が問題だ。投球数を制限している現在の制度についても考えてみる必要がある。選手の保護につながっているのか疑問で、大型選手が出るのを妨げてしまっている」と指摘した。

これに、韓国のネットユーザーからは、「日本との選手層の差だろう」「韓国では指導者たちが選手の潜在能力を引き出せていない気がする」「韓国では基礎を疎かにしている。制球が良くない子どもたちがなぜこんなにも多いのか?」「日本には高校野球チームが韓国の10倍以上多いのだから、速球を投げる選手が出てくるのは当然だ」「速球投手が出ないのは練習方法が古いからでは?」などとさまざまな指摘が出ている。

その他、「韓国でも早く160キロを投げる選手が出てくるといい」と期待する声も上がっている。(翻訳・編集/関)

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