人民網日本語版 2020年8月6日(木) 13時40分
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任天堂の「リングフィット アドベンチャー」の人気が高まりを見せるにつれて「巣ごもりフィットネス」というのが今、中国でも大人気となり、大きな話題となっている。
ゲームをしながらフィットネスも楽しめるスポーツゲームジャンルがいつの間にか大人気となっている。任天堂の「リングフィット アドベンチャー」の人気が高まりを見せるにつれて「巣ごもりフィットネス」というのが今、中国でも大人気となり、大きな話題となっている。中国新聞網が伝えた。
名前の通り、「リングフィット アドベンチャー」は、「フィットネス」と「アドベンチャー」を一つにしたゲーム。ユーザーは、太ももに「レッグバンド」を巻き、輪状の機器「リングコン」を両手で持った状態でプレーし、運動しながら冒険を進めていく。単調になりがちなフィットネスと、おもしろいゲームを一つにするというのは、ダイエットしてスリムになりたい人にとっては完璧な組み合わせだ。
スリムになりたいと思っている馬さん(男性)にとって、「リングフィット アドベンチャー」は非常に魅力的なゲームだ。しかし、春節(旧正月)の頃から今に至るまでそのゲームにたくさんの時間を費やしているものの、体重はほとんど変わっていないという。
「ゲーム」という属性において、「リングフィット アドベンチャー」はとても面白い仕上がりになってる。メインとなるアドベンチャーモードでは、世界を闇に包もうとしている魔物「ドラゴ」の野望を阻止するため、プレイヤーが主人公となり、勇敢に各難関を突破する冒険の旅に出る。その過程で、さまざまなモーションをすることで「カロリー」を消費しながら、魔物たちを撃退する。
レベルが上がるごとにストーリーも広がりを見せていくため、ユーザーたちも好奇心を高めながらどんどん夢中になっていく。また、シーンも変化に富み、ユーザーはいろんなモーションをしなければならず、達成感を感じながら、次のステージに進みたいという原動力も保つことができる。
馬さんはが分析する「リングフィット アドベンチャー」の大ヒットの理由の一つは、内容が豊富で、設定が巧みであることで、ユーザーを夢中にさせるゲームに仕上がっている。もう一つの理由は、遊んだ後に、「運動した」と自己暗示できる点だ。
「フィットネス」という属性から見ると、もし、ゲームをしながら体を鍛えたいと考えているなら、「リングフィット アドベンチャー」がその願いを間違いなく満たしてくれる。しかし、一部のユーザーが願っているように、このゲームを通してダイエットし、スリムになりたいという場合は、より一層の努力をしなければならないだろう。
その他、専門的なモーションもあるため、フィットネスのビギナーの場合、誰かが教えてくれないと、けがをする可能性もある。
ホワイトカラーの王さんは、新型コロナウイルス流行期間中に、「リングフィット アドベンチャー」を買ったものの、3回遊んだだけで、今はほこりをかぶっている状態だという。王さんが遊ぶのを止めてしまった理由は、「フィットネスコーチの指導がないと、正しいモーションができず、逆にけがをしてしまう」からだ。
同ゲームでは、「ミブリ」という、フィットネスモーションを教えてくれるキャラクターが登場し、動きが間違っていると、画面に黄色い警告メッセージが表示される。しかし、細かい動きとなると、やはり「ミブリ」も本物のフィットネストレーナーには到底かなわない。
これまでのような一般的なフィットネスと比べると、フィットネスゲームの最大のメリットは、安上がりという点かもしれない。現在の市場価格を見ると、「リングフィット アドベンチャー」は約700元(約1万500円)で販売されており、年間数千元のトレーニングジムの会費と比べると、リーズナブルにフィットネスできる方法であることに疑いの余地はなく、ジムを往復する時間も節約できる。そのため、インドア派の人の味方となってくれるアイテムだ。
市場にある機能性ゲームというジャンルを見ると、フィットネスゲームはすでに珍しい存在ではなくなっている。単調になりがちなフィットネスに、ゲーム性が加わるというのはとてもいいことだ。ただ、本気でダイエットを目指している人にとっては、「リングフィット アドベンチャー」は物足りず、トレーニングジムに行くほどの効果は期待できない。一方、ゲームがメインという人の場合、どんなにたくさんの設定があったとしても、結局は複雑で反復なフィットネスモーションが、継続の「壁」となってしまうだろう。
ゲームをしながらフィットネスと、「一石二鳥」のパーフェクトなコラボで、その他の体感型ゲームもその方向に向かって発展している。しかし、もし、ユーザーが何か特定のダイエット、またはフィットネスの效果を期待しているとすれば、ゲームメーカーがどんなに努力しても、その期待が満たされることはないだろう。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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