144日ぶりに1日のコロナ新規感染者が100人超、専門家「感染が局地的に再拡大」―中国

人民網日本語版    2020年7月31日(金) 11時50分

拡大

28日、中国の31省と新疆生産建設兵団で新たに確認された新型コロナウイルス感染者は101人となった。1日の新規感染者が100人を上回るのは、3月6日以来144日ぶりとなる。写真は消毒作業。

7月28日、中国の31省(自治区、直轄市)と新疆生産建設兵団で新たに確認された新型コロナウイルス感染者は101人となった。1日の新規感染者が100人を上回るのは、3月6日以来144日ぶりとなる。環球時報が伝えた。

■1日の新規感染者100人超えは感染再拡大を意味するのか?

【中国疾病予防管理センター専門家の曾光氏】これはもちろん感染が再拡大したことを意味するが、ただし局地的なものだ。この期間に再拡大が起こるのは正常な現象で、しかも感染再拡大はすでに数回に及んでいる。ただ、今回は規模がやや大きいというだけだ。

感染再拡大は偶然の現象ではなく、多くの国でも実は感染再拡大が起きている。たとえば日本も感染が再拡大している。さらには米国やインド、ブラジルなど、まだ第一波が終わっていない国も多い。

今回の「101人」という数字は他の国と比べれば非常に小さい数字だ。しかも、感染予防・抑制措置もますます成熟してきている。感染が今後大きな流行に発展する可能性は小さいと思う。

■秋や冬には2度目の感染爆発が生じるか?

【曾氏】この問題に関しては気候と予防・抑制という2つの要因から考える必要があると思う。秋や冬はウイルスの伝播には有利だ。しかし現在では、われわれの予防・抑制措置が増え続けている。早期の段階でしっかりと抑制しさえすれば、感染爆発の発生は回避できると思う。すべての感染爆発は早期に抑制できなかったために起こっている。

今後も感染が再発する確率は高く、常態化した予防・抑制が一種の習慣になっていくだろう。

■秋冬の予防・抑制についてアドバイスは?

【曾氏】秋や冬のインフルエンザ発生ピーク期が中国にとって大きな難関になる。新型コロナウイルス感染症を効果的に予防・抑制すると同時に、インフルエンザと新型コロナウイルスの同時流行という大きな潜在的危険も重視する必要がある。マスク着用やこまめな手洗いなど、これまで培ってきた良い習慣をしっかりと続けるべきだ。最後に、「緊張することはない。政府の指示に従い、疾病予防関係者と医師を信じてほしい」と呼びかけたい。(提供/人民網日本語版・編集/AK)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携