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中国とは大違い!?日本人はなぜ絵文字が好きなのか、私が考える2つの理由―中国人学生

配信日時:2020年8月2日(日) 14時0分
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日本では若者を中心にSNSなどで絵文字を使う人が多い。日本に短期留学した復旦大学の蔣雨任さんは、中国とは異なる日本の「絵文字の世界」を体感したようだ。
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日本では若者を中心にSNSなどで絵文字を使う人が多い。日本に短期留学した復旦大学の蔣雨任さんは、中国とは異なる日本の「絵文字の世界」を体感したようだ。以下は蔣さんの作文。

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短期留学する前は、日本で文化や美食などの未知の世界に触れられると思っていた。実際に日本に行くと、確かに面白い世界には触れられた。しかし、それは文化や美食などではなく、絵文字の世界だったのだ。

日本の絵文字の世界を意識するようになったのは、ある日の午後、日本語文法の授業で、先生が急きょ授業を病欠した時のことだ。始業ベルが鳴ったにも関わらず、先生はなかなか来ない。休講や時間変更といったお知らせは何もなかった。どういうことかと焦った私は、その先生が担当している午前の別の授業に出ていた日本人の友達にメッセージを送った。

「美幸ちゃん、小川先生、今朝はいつもと同じだった?まだこちらの授業に来られていないんだけど、先生、大丈夫かな?」と入力して送信した。まもなく、「大丈夫ではなさそうよ」という返事を受け取った。

それに付け加えられていたのは、5つの絵文字(※黒板を指す教師、マスクをした顔、学校、車、一軒家)であった。すべてを絵文字で表現しているらしい、こんなメッセージを初めて受け取った私は、もうびっくりしてしまった!しかも、何だか意味もよく分からない……。

そこで、「すみません、さっきのメッセージ、先生はもう帰ったという意味かな?」と尋ねてみた。数秒後、美幸ちゃんから謝罪が来た。「ごめんなさい!蒋さんが中国人だったってことを忘れちゃってた~~~(>_<)~~~。はい、小川先生は風邪のせいでもう帰っちゃったよ」と書いてあった。不思議だった。

「美幸さん、日本の若者は、みんなこれほどまでも絵文字が好きなの?」と聞いてみた。すると、「『みんな好き』かはわからないけど、あたしの周りの人はみんな絵文字を使っているよ」という返事が来た。

現在の日本は「絵文字王国」と呼ばれるのにふさわしいと思う。インターネット上では、しばしば「20代後半は“顔文字・絵文字好き”世代?」というタイトルのニュースやアンケートなどが出てきている。それによれば、日本の20代は約82.9%が絵文字を使い、絵文字に最も親しんでいる世代だという。一方、「30代以上の人は絵文字や顔文字を使わない」という話もよく耳にするが、これは事実ではないと思う。

大阪の店では、閉店時に絵文字入りのお知らせボードを掲げることが多い。また、留学先では絵文字と顔文字が好きな30代以上の先生に会うこともあった。その先生と電子メールで論文に関する相談をしていた時、絵文字いっぱいのメールを受け取ったことがあって、すごく驚いた。その時、あるアンケートの「30代以上も40%ぐらいは絵文字・顔文字をよく使う」という結果を思い出し、「ああ、中国とは大きく違うんだな~」と初めて実感した。

なぜ日本人は絵文字がそれほど好きなのか?私の考えでは、2つの要因がある。1つ目は、日本人の熱意や親切さだと思う。可愛い絵文字が使われれば、相手に友だちのような感覚、もっと心の距離が近づく感じを伝えることができるのだと思う。これは性別と年齢を問わず、昔ながらの日本人の思いやりなのだと思う。2つ目は、日本の漫画文化がすでに社会の様々な分野に溶け込んだためであると思う。留学先での経験だが、絵が上手な日本人の多さに驚いた。サラッと描いた落書きで物事をうまく説明できる人がたくさんいるように思う。

中国の絵文字の状況と比べると、大きな違いが見つかる。中国の20代たちはもちろん絵文字を使う人が多いが、40代以上の人はそんなに好きではない。あるいは、絵文字について全然意識しないともいえる。しかし、今の中国の絵文字デザイナーには日本漫画を手本とする人がたくさんいるため、日本の絵文字の魅力は、きっとこれからも中国の人々により深い影響を与えていくのではないだろうかと思う。(提供/日本僑報社・編集/北田

※本文は、第十四回中国人の日本語作文コンクール受賞作品集「中国の若者が見つけた日本の新しい魅力」(段躍中編、日本僑報社、2018年)より、蔣雨任さん(復旦大学)の作品「絵文字からの日本」を編集したものです。文中の表現は基本的に原文のまま記載しています。なお、作文は日本僑報社の許可を得て掲載しています。

※本記事はニュース提供社の記事です。すべてのコンテンツの著作権は、ニュース提供社に帰属します。
中国人の日本語作文コンクール受賞作品集はコチラ
http://duan.jp/item/267.html

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