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情緒には浮き沈みがある。深夜に目覚めスマホでSNSをチェックすると、日中は元気いっぱいな友人たちが「人生の価値」を考え始めていることに気づくだろう。
情緒には浮き沈みがある。深夜に目覚めスマホでSNSをチェックすると、日中は元気いっぱいな友人たちが「人生の価値」を考え始めていることに気づくだろう。中国青年報が伝えた。
■夜は「うつ症状」になりやすい
心理学の研究によると、人々は朝に自信を感じ意欲的になりやすいが、深夜になるとネガティブな感情が湧く。
用を足す時と深夜だけ人生について考えると冗談を言う人がいるが、これはある程度うなずける。統計によると、時間が遅くなるほどSNSの投稿内容がネガティブになる。午前3、4時にSNSをチェックすると、「生存の焦り」「生命の意義」「人生の価値」が満ちあふれている。
■リズムの変化で空虚に
期末試験が終了しリラックスするにしても、土日が終わり早起きしなければならない月曜日を迎えるにしても、テンションが落ちてむなしくなりがちだ。
期末試験は強度の高い活動で、一定のプレッシャーが生じる。こうした活動が終了した後、プレッシャーが急になくなるが、これは高速で前進中の車に急ブレーキがかかるようなものだ。このリラックス効果は免疫系の不調を引き起こす。土日はリラックスし休憩し、友人と会ったりネットで人気の場所を訪れたりするなど、一連の日常生活から離れたことを行える。月曜日はこれらの「特権」が失われることを意味する。休み明けにゆううつになるのは正常な反応だ。
■冬はテンションが下がりやすい
短期的にテンションが下がるのは、季節とも関連している可能性がある。深刻な場合は、「季節性のうつ」とされるかもしれない。
冬は日照時間が短く、曇りの日が多く、オフィスに日が差しにくい。これにより明るい自然光を浴びる時間が減る。光は本来、脳内の化学物質のバランスを整える(セロトニンの分泌など)ことができる。光が減るとセロトニンの分泌が減り、うつを誘発する可能性がある。
12月にテンションが下がるのは、自然の他に年末の総括と忙しさとも関連している。「来年も今年ほど難しいのであれば来なくてけっこう」と書く人は、年末の総括を終えたが年初に決めた目標を達成していないことに気づいたのかもしれない。あるいは年末の総括作業が余りにも多く、遅くまで残業し思わず不満を漏らしているのかもしれない。
■いかに心の問題と向き合うか、受け入れと重視
誰もがネガティブな感情を持ち、これを払拭できる人はいないため、焦る必要はない。テンションが落ちるならば落ちればよく、大した問題ではない。
払拭できなくても、調整方法はさまざまだ。調整は抑圧や払拭ではなく、情景や認識を調整することで。我々は、ネガティブな気持ちを捨てるか変えることで、喜ばしい情景を作る。たとえば残業を終えた後に好きな音楽を聞くなどだ。また情景への評価を変えるのもいいだろう。仕事をするのは向上のため、今後の蓄積のためと感じれば、「仕事とは搾取」と感じるよりは気分がいいはずだ。
しかしテンションが落ちて常に心配になり、仕事も学習も手に付かず、さらには一定期間にわたりネガティブな感情しかなく喜びをまったく感じられないならば重視すべきだ。この時に必要なのは専門家のカウンセリングかもしれない。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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