「中国は黄金の市場」時代が終焉、中国から撤退する企業も―英紙

Record China    2014年1月28日(火) 8時10分

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26日、中国は30年にわたって世界中から企業が群がった魅力を失いつつある。写真は上海最大の繁華街・南京路。

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2014年1月26日、環球時報によると、英紙エコノミストは25日、中国は30年にわたって世界中の企業を引きつけてきた魅力を失いつつあると指摘した。金融危機以降、多くの企業が中国に期待をかけたが、そうしたブームは過ぎ去ったという。

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世界全体の消費に占める割合は8%だが、中国は現在も魅力ある市場であり、2011〜2013年において消費成長に対する貢献度はどの国よりも高かった。しかし、中国の経済成長鈍化やコスト上昇、競争激化などから、中国に進出した企業の多くは日増しに厳しい状況に置かれている。

中国は世界各国ブランドの競争が最も激しい市場となっており、これまで立ち後れていた国内企業も現在はその競争に加わっている。多くの中国企業は海外から吸収した経験や自主開発した製品を武器にしており、中国の消費者も海外ブランドにばかり目を向けるわけではなくなっている。

そうした中、中国から撤退する企業も出てきている。コストの上昇によって高い効率が求められるようになり、経営層にはより的確な戦略と安全基準の確保が求められるようになっている。中国ではSNSの利用者が多いことから、スキャンダルなど問題が発覚すれば命取りになりやすい。また、経済環境の変化や地域に応じた弾力的な経営戦略も不可欠となっている。

中国は現在も魅力ある市場であり、現状に十分対応できるような企業は利益を上げているものの、「黄金時代」はすでに過去のものとなっている。(翻訳・編集/岡田)

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