南京大虐殺記念館、「勝利の要素を付加」して15年に拡張オープン=有志が資料を寄贈―中国メディア

Record China    2014年1月27日(月) 15時49分

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26日、2015年に完成予定の南京大虐殺記念館拡張工事に向けて、カナダの有力華僑や、南京の民間コレクターが20点あまりの資料を寄贈した。写真は南京大虐殺記念館。

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2014年1月26日、2015年に完成予定の南京大虐殺記念館(侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館)拡張工事に向けて、カナダの有力華僑や、南京の民間コレクターが20点あまりの資料を寄贈した。新華網が伝えた。

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寄贈者の一人、王国彬(ワン・グオビン)氏は、日本軍が投降したときに残したものだという斧と日本語の印字された飯盒を寄贈した。南京防衛戦に参加した師団連長の息子、郭永柱(グゥオ・ヨンジュー)氏は、現在展示されている「朱赤将軍の遺物」、「日本軍が遺体を焼いたドラム缶」の提供者だが、今回は国民政府重慶統一戦線の商務印刷工場で印刷された「中国軍が射殺した日本軍将官」名簿を寄贈する。名簿には広東省中山で死亡した日本海軍の大角岑生(おおすみ みねお)大将を含む日本軍の将官62人の名前が記載されている。

記念館の朱成山(ジュー・チョンシャン)館長は、「南京は南京大虐殺という悲劇の起こった場所、日本軍の投降を見届けた土地、そして中国人民の抗日戦争勝利の地だ。しかし、「勝利の都」としての歴史的資源はいまだ十分に掘り起こされておらず、記念館は拡張によって勝利の要素が付加されることになる」と語った。

南京大虐殺記念館の拡張工事は2015年9月竣工の予定で、2.5ヘクタールの新館がオープンする予定。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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