大連で新型コロナ新規感染者1人、海産物加工会社の社員―中国

人民網日本語版    2020年7月23日(木) 19時10分

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遼寧省大連市で22日、新型コロナウイルス感染者1人が新たに確認された。写真は大連。

遼寧省大連市で22日、新型コロナウイルス感染者1人が新たに確認された。人民網が各社の報道をまとめて伝えた。

患者の石某さん(58歳男性)は一人暮らしで、某海産物加工企業の従業員(同企業は輸入及び国産水産品の加工・冷蔵業務に従事)。本人の説明によると、発病前の14日間は大連を離れておらず、新型コロナウイルス感染者や重点対象地域から大連に戻った人との接触もしていないという。7月16日に発熱や倦怠感などの症状がみられ、薬を服用したが明らかな改善がみられなかった。7月21日午後5時ごろに大連市中心病院の発熱外来を受診、22日早朝にPCR検査で陽性が確認され、同日大連市疾病予防管理センターで行った再検査でも陽性だった。省専門家グループが確認した結果、感染者(普通型)であると診断された。現在病情は安定しており、すでに指定病院で隔離治療を受けている。調査で判明した濃厚接触者は現在すでに集中的に隔離され、医学的観察を受けている。

■地下鉄3号線の大連湾駅を封鎖

大連地下鉄は22日夜、公告を発表。7月22日から、地下鉄3号線の大連湾駅を封鎖し、全列車は同駅で停車せず、通過するとした。この封鎖措置の具体的な解除時期は別途通知される。

現地の衛生健康委員会が発表した患者の移動履歴によると、同患者は毎日午前6時30分に家を出て、ライトレール香炉礁駅で地下鉄3号線に乗り、大連湾駅で下車、そこから徒歩で勤務先に通勤していたという。

■22日の新規感染者は22人、国内症例19人

7月22日0時から24時にかけて、31省(自治区、直轄市)と新疆生産建設兵団で新たに確認された感染者は22人、うち海外からの輸入症例は3人(上海市1人、広東省1人、陝西省1人)、国内症例は19人(新疆ウイグル自治区18人、遼寧省1人)となっている。新たな死者は0人。また、新たに感染が疑われている人は3人で、うち輸入症例が2人(いずれも上海)、国内症例が1人(遼寧)となっている。

7月22日24時の時点で、中国における治療中の感染者は240人、治癒・退院した人は累計7万8855人、死者は累計4634人、感染者は累計8万3729人、現在感染が疑われている人は4人となっている。(提供/人民網日本語版・編集/AK)

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