「世界最大のユニコーン企業」中国アントが上場へ、「大ボス」はジャック・マー氏―米華字メディア

Record China    2020年7月22日(水) 12時0分

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中国のモバイル決済サービス、アリペイの親会社で、「世界最大のユニコーン企業」として知られるアント・ファイナンシャルが、上海と香港で同時上場する計画を発表した。写真はアント・ファイナンシャルの本社内。

米国の中国語ニュースサイト、多維新聞は21日、中国のモバイル決済サービス大手、支付宝(アリペイ)の親会社で、「世界最大のユニコーン企業」として知られる螞蟻金融服務集団(アント・ファイナンシャル)が、上海と香港で同時上場する計画を発表したことについて伝えた。

記事はまず、アント・ファイナンシャルについて、「(中国の電子商取引大手)阿里巴巴集団(アリババグループ)の創業者、馬雲ジャック・マー)氏にとって最も重要な資産であり、アリババグループにとっても最も値打ちがある核心的資産だ」とした。

続いて、アント・ファイナンシャルは上海の中国版ナスダック「科創板」と香港証券取引所の両方で新規株式公開(IPO)を行うとし、中国の金融業界専門誌、中国基金報の21日付報道を引用して、「アント・ファイナンシャルは、IPOで少なくとも時価総額2000億ドル(約21兆3685億円)を目指している」と伝えた。

また、「ロイター通信によると、アント・フィナンシャルの2019年の収入は1200億元(約1兆8366億円)で、純利益は170億元(約2601億円)だった」とも伝えた。

そして、北京紙、新京報の21日付報道を引用し、「アリババの2020会計年度の報告書によると、アント・ファイナンシャルは、ジャック・マー氏が株式の8.8%を保有し、議決権の50%を所有している。またアリババが株式の33%を保有し、アリババ系の事業投資組合である君瀚と君澳の2社が株式の50%を保有している」とし、「ジャック・マー氏は直接的な大株主ではないように見えるが、実質的にはアント・ファイナンシャルの背後にいる『大ボス』だ」と伝えている。(翻訳・編集/柳川)

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