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2007年5月23日、河南省鄭州市で鶏を満載した電気自転車と軽ワゴンの交通事故が発生した。大勢の野次馬が詰めかけたが、注意は事故以外に集まっていたようだ。
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2007年5月23日、河南省鄭州市で鶏を満載した電気自転車と軽ワゴンの交通事故が発生した。事故後、鶏を運んでいた陳さんはその場で軽ワゴンのドライバーと口げんかを展開、どちらに責任があるのか、唾を飛ばしながら大声で議論していた。
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こういう時、現場に大勢の野次馬が詰めかけるのが中国。野次馬たちは両者の主張を聞きながら、どっちが正しいなどとしたり顔で評論する。当事者も最初はけんか相手と話していたはずが、往々にして周囲の野次馬に自分の正しさを訴えるようになる。***
しかしこの日の野次馬はちょっと違った。2人の口げんかには大して興味を示さない。食肉価格の高騰が連日報道されている昨今だけに、「この鳥、事故で痛んだみたいだね。安く売ってくれない?」などと注意は鶏にばかり集まっている。陳さんはもっと事故のことを聞いてよ、と不満げな顔だった。(翻訳/編集・KT)