拡大
2007年5月23日午後4時半ごろ、重慶市の山間部で落雷があり、小学校に落ちた雷が授業中の小学3年生を直撃、うち7人が即死、40人が重軽傷を負った。写真は同市内の小学校の様子。
(1 / 5 枚)
2007年5月23日午後4時半ごろ、重慶市の山間部で落雷があり、小学校に落ちた雷が授業中の小学3年生を直撃、うち7人が即死、40人が重軽傷を負った。中には発火して服が燃えた子どももいたという。落雷を受け負傷した教員たちが消火に当たったが、手にやけどを負った。
【その他の写真】
当日は同市山間部の広い範囲に厚い雷雲がかかっていたという。直撃を受けた小学校は山の高いところに位置し、雷が落ちやすかったと専門家は見ているが、そのほかの原因として、教室に通電しやすい金属類があったのではないか、教室が老朽化し、梁や柱がシロアリに巣食われていたのではないか、という。シロアリに食われた木造家屋は落雷を受けやすいと専門家は説明する。***
現場は教室の壁の漆喰が剥落、散乱し、衝撃の大きさにくわえて老朽化を物語っていたという。学校の整備不十分で、いたいけな子どもの命が多数奪われた惨劇だった。(翻訳編集・WF)
ピックアップ
この記事のコメントを見る