「原油代金支払いを!」イランが韓国に国際訴訟を警告=韓国ネット「米国に言うべき」

Record China    2020年7月21日(火) 12時20分

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20日、韓国・KBSは、米国の対イラン経済制裁により韓国の都市銀行が凍結したイラン産原油の輸出代金について、イラン政府が償還を求め、国際訴訟の構えも示していると伝えた。写真はイラン国旗。

2020年7月20日、韓国・KBSは、米国の対イラン経済制裁により韓国の都市銀行が凍結したイラン産原油の輸出代金について、イラン政府が償還を求め、国際訴訟の構えも示していると伝えた。

記事によると、イラン外務省のアッバス・ムサビ報道官が現地メディアとのインタビューで、「ロウハニ大統領が法的手順を進めるよう指示した」とし、「韓国を国際司法裁判所に提訴することもありえる」と警告した。近く駐イラン韓国大使を呼び、それでも問題が解決されなければ、債務履行訴訟を起こす考えだという。

イランが償還を求めている代金は2行で合計70億ドル(約7500億円)に上るという。韓国は2010年からイラン産の超軽質原油などを輸入しており、その代金を2行の口座に入金してきた。イランはこれを資金に韓国の物を輸入していた。米国がイランとのドル取引を禁じたために採択した取引方法で、米国も当時はこれを承認していたという。しかし、昨年9月に米国がイラン制裁を強化したことで、2行の口座は凍結された。イランは韓国が「不法な制裁に従っている」「米韓関係は主従関係だ」と、強く非難しているという。

記事は、イランの圧力について「原油輸出の中断に新型コロナウイルスの流行が重なり、経済状況が極度に悪化した影響とみられる」と指摘している。韓国は5月から制裁に抵触しない人道的取引の形で、凍結された口座の代金を利用しイランに医薬品を送っているが、取引額は数十万ドル規模に制限されているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「品物を受け取っておいて支払いをしないなんてひどい。米国も認めた取引なのに、トランプ大統領が一方的に支給停止にした。訴訟になれば100%こっちの負けだよ」「韓国はきちんとイランの口座に代金を入金しているが、米国の制裁で引き出せなくなっているだけ」「米国の制裁のせいなら、米国政府を訴えるべきだ。米国は怖いけど、韓国のことは侮ってるのか?」「文句があるなら米国に言いなよ。力のない韓国に何ができる?」「これは韓国政府がイランに要請したんじゃないか?米国のせいでこの状態だから、訴訟にして代金を持っていけというふうに」など、さまざまなコメントが寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

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