日本の空母は中国に及ばず、だがこれは中国よりも大きく優れている―中国軍事専門家

Record China    2020年7月22日(水) 6時10分

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20日、新浪軍事は、「日本の空母は中国には及ばない」とする、中国の軍事評論家・張召忠氏による文章を掲載した。いずも型護衛艦(出典:海上自衛隊 https://www.mod.go.jp/msdf/)

2020年7月20日、新浪軍事は、「日本の空母は中国には及ばないが、艦載機では大きくリードする」とする、中国の軍事評論家・張召忠(ジャン・ジャオジョン)氏による文章を掲載した。

張氏は、今月10日に米国が日本へのF-35戦闘機105機の売却を認可し、そのうち42機は短距離ないしは水平の離着陸能力を持ち、揚陸艦や空母に搭載可能なF-35B戦闘機であると紹介。「日本はかなり前から既存のヘリ空母を空母に改造する計画を立てており、F-35Bはその艦載機として使用されることになる」と伝えた。

そして、海上自衛隊が「いずも」型護衛艦の改造作業を6月30日より開始したことを説明するとともに、「具体的な改造計画については発表されておらず、未来の『空母いずも』がどのような姿に変わるのかについてはなおもはっきりしない」としている。

また、「いずも」が設計当初より将来F-35Bを搭載することを考慮していた一方で、米軍の使用経験に基づき飛行甲板の耐熱性を強化するための改造が必要との認識に至り、いずもの「空母化」には飛行甲板の改造が含まれるとの認識を示すとともに、姉妹艦である「かが」についても2023年に同じような改造が施される予定だと伝えた。

張氏は、「いずも」が空母化された場合の能力について「それ自体のレベルは中国に及ばない」とする一方、艦載機であるF-35Bについては「中国よりも大きく優れている」と指摘。米軍との共同作戦により、日本が持つであろう空母自体の戦闘力も「大きく向上する」との認識を示した。

一方で、「いずも」にしろ「かが」にしろ、改造後の訓練に5~6年の時間が必要であり、戦力として使えるようになるころには中国の新型空母と新世代の艦載機が登場しているはずであり、「日中両国のパワーバランスにも非常に大きな変化が生じることだろう」と予測している。(翻訳・編集/川尻

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