中国の旧教科書で見る「安重根と伊藤博文」=暗殺事件は中国に喜びと苦しみをもたらした―韓国メディア

Record China    2014年1月25日(土) 19時35分

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23日、韓国・朝鮮日報中国語サイトは、中国に留学経験を持つ読者の寄稿を掲載し、中国の過去の教科書で安重根と伊藤博文がどのように紹介されているかについて伝えた。写真は中国の中学校で行われた南京大虐殺関連のイベント。

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2014年1月23日、韓国・朝鮮日報中国語サイトは、中国に留学経験を持つ読者の寄稿を掲載し、中国の過去の教科書で安重根(アン・ジュングン)と伊藤博文がどのように紹介されているかについて伝えた。

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1980〜90年代末にかけ中国で学んだと語る読者によると、「私が中学・高校の時代の中国近代史の教科書では、『安重根が伊藤博文を暗殺したことが火種となり、日本は韓国を併合し、中国侵略への準備を加速させていった』との記述があったと記憶している。当時の教科書では安重根についての説明はなく、伊藤博文に関して注釈として『日本の初代総理大臣で、他国をいかに侵略し、自国を強くするかについて持論を発表した人物』と紹介していた」という。

さらに、「安重根が英雄なのか、はたまた時代に翻弄された刺客の1人なのかはわからないが、少なくとも安重根は中国にとって憎き日本の高官を1人暗殺しているため、中国人の中では悪い印象はないはずだ。私の個人的な意見としては、安重根の伊藤博文暗殺は中国にとって、良くもあり悪くもある事件だったと言える。自国を侵略した国の指導者が殺されたことは喜ぶべきことだが、この事件以降清朝は日本と再び衝突し、屈辱を受ける分岐点となっている」と自身の経験を伝えた。(翻訳・編集/内山

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