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なぜ米国は、ウイルスとの闘いに負けそうなのか

配信日時:2020年7月18日(土) 18時40分
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17日、参考消息は「どうして米国は新型コロナウイルスとの闘いに負けつつあるのか」とする、ロシアメディアの報道を紹介する記事を掲載した。資料写真。

2020年7月17日、参考消息は「どうして米国は新型コロナウイルスとの闘いに負けつつあるのか」とする、ロシアメディアの報道を紹介する記事を掲載した。

記事は、新型コロナウイルスによる死者がすでに13万人を超え、近ごろでは1日当たりの新規感染者数が5万人を上回り、累計の感染者数は300万人を突破しているとし、感染の拡大によって経済が混乱をきたしていると紹介。その背景には、政治、国家体制、文化という3つの要素があると伝えた。

まず、最も顕著な要因として政治的な問題を挙げている。新型コロナは今や民主党と共和党を隔てる新たな線となっており、新たな舌戦を展開するための道具と化してしまっていると解説し、トランプ大統領については「そもそも新型コロナ発生の情報を重視していない」としたほか、経済成長を大統領選挙の活動の柱に据えているため、経済活動を妨げるようなデータや感染拡大防止策を軽視していると評した。

そこで民主党が機に乗じ、トランプ政権の新型コロナをめぐる失政の非難を始めたのに対し、ミスを認めようとしないトランプ大統領はウイルスへの勝利を口にするような状況に陥っているのだとしている。

次に、国家体制面の問題について言及。米国ではコロナ対策を疾病コントロール・予防センターが中心となって実施しており、保健福祉省には強制力を持った決定を下す権利がないこと、医療機関体系の管理を連邦政府ではなく各州政府が担っていることから、国全体として感染拡大抑止の足並みがそろわないとし、この状況を変える大胆な改革が起こる可能性は低いとの見方を示した。

そして、文化的な要因については、米国において裁判所と弁護士が超然的な地位にあることを例として説明。当局は特別な命令を出し、命を救うためにリスクを冒す決定を迫られる医師が起訴されるリスクを防ぐ必要があるにもかかわらず、それどころか保護者から訴訟を起こされることを恐れて幼稚園や学校の再開に関する判断すら出せずにいる弱腰ぶりを見せているとした。

記事は最後に「このような例は枚挙にいとまがない。ただ1つはっきりしているのは、米国の独特な政治体制や伝統、文化が新型コロナ大流行への対応を行う上で大きく足を引っ張っていることだ。米国は発展の中で印象深い多くの成果を得たが、新型コロナでは体制や社会のもろさという『コインの裏側』を露呈したのだ」と結んでいる。(翻訳・編集/川尻

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