米科学者ら、トランプ大統領に核実験再開しないよう求める公開状送付―仏メディア

Record China    2020年7月17日(金) 18時20分

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16日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、米国の科学者らがトランプ大統領に対して核実験を再開しないよう呼び掛ける公開状を送付したと報じた。写真は核実験。

2020年7月16日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、米国の科学者らがトランプ大統領に対して核実験を再開しないよう呼び掛ける公開状を送付したと報じた。

記事は、米国が1945年に人類史上初の核実験を行った日である7月16日に際し、米国の科学者約70人がトランプ大統領に公開状を送り、核実験を実施しないよう求めたと紹介。公開状には「核実験の再開は軍備競争を加速させるほか、環境の著しい破壊を招く」と書かれており、現在までに米国が他国の合計より多い1030回の核実験を行ってきたこと、地下核実験をすれば放射性物質が地球のさまざまな場所に拡散、沈積することになり、水資源をはじめとする環境を著しく汚染することなどが説明されていると伝えた。

米国の科学者が公開状を提出した背景として記事は、米国防総省の官僚が5月に「核実験を回避する政策に変更はないが、もし大統領が要求すれば数カ月以内に核実験を行うことができる。米国は全面的核実験禁止条約に加盟していないことから、核実験を行う上で法律的なハードルはない」と語ったことを挙げた。また、米紙ワシントン・ポストが先週末に「米国は核実験再開の可能性について、高官による討論を行った」と報じたことを紹介している。

一方で、仏FRPの記者の話として「ホワイトハウスは、トランプ大統領がすでに核実験再開の決定を下したことを認めていない」と伝えるとともに、今月16日に核実験記念日に際してホワイトハウスが「米国政府は核実験を暫時停止するという約束を堅持する」との声明を発表したことを紹介している。(翻訳・編集/川尻

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