2014年1月21日、香港の俳優トニー・レオン（梁朝偉）について、投資事業にも手腕を発揮する「不動産マスター」ぶりを香港メディアが報じている。新華網が伝えた。

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トニーは昨年、主演したウォン・カーウァイ（王家衛）監督の最新作「グランド・マスター」が話題になった。ブルース・リーの師匠でもある武術家イップ・マン（葉問）を、壮烈なカンフーシーンも含め体当たりで演じたものだ。香港メディアでは、トニーがこのほど新たに5000万香港ドル（約7億円）で不動産物件を購入したと報道。名優の顔の陰に隠れた「不動産マスター」ぶりを伝えている。

香港メディアによると、トニーの所有物件は少なく見積もっても5億香港ドル（約67億円）相当の価値がある。妻で女優カリーナ・ラウ（劉嘉玲）も中国や香港で4億香港ドル（約54億円）相当の物件を所有し、さらにレストランやファッションブランド経営を手掛けるなど、事業家としても非常に有名。華やかな話題を振りまく妻の後ろに隠れ、地味な印象のトニーだが、実は妻よりさらにやり手だという。

90年代に500万香港ドル（約6700万円）で購入した物件を、価格高騰した20年後に3000万香港ドル（約4億円）で売却。6000万香港ドル（約8億円）で買った豪邸は、半年後に1億香港ドル（約13億円）まで高騰するなど、トニーの不動産物件に対する鑑識眼は確かなもの。最近では妻カリーナと一緒に、セブン8と呼ばれる高級住宅街付近を視察する姿が目撃されたばかりだ。カリーナはトニーについて、「私より専門家で、決断がとても早い」と、直感に頼ったビジネスの手腕を評している。（翻訳・編集/Mathilda）