ニューヨーク州に「中国テーマパーク」建設へ、住民の猛反発受ける―米国

Record China    2014年1月22日(水) 5時30分

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21日、米ニューヨーク州に中国テーマパークを建設する計画があるが、猛反発を受けているという。写真はニューヨーク郊外の森。

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2014年1月21日、米ニューヨーク州に中国テーマパークを建設する計画があるが、猛反発を受けているという。中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。

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米メディアは「これは実に大胆な計画だが、ニューヨーク州中部のキャッツキル山地には相応しくない」と報じた。その大胆な計画とは、60億ドル(約6300億円)を投じて、中国をテーマにした文化・商業・レジャーの複合行楽施設を建設するというもの。このいわゆる「中国テーマパーク」の建設予定地であるキャッツキル山地は、ニューヨーク市から車で2時間の距離に位置する自然にあふれた保養地だ。

AP通信は19日、「『米国の中国テーマパーク』は中国の伝統文化をアピールする窓口となり、米国のビザを手に入れ、さらにはグリーンカードを獲得するチャンスを裕福な中国人に提供するものである」と報じた。

キャッツキル山地があるサリバン群の住民らは困惑や怒りの声を上げている。同郡ママケイティング町の強い反発に遭う中、同プロジェクトの最高責任者であるシェリー・リー女史は「最終的な目標は変わっていない。規模も縮小せず、少しずつ進めるつもりだ」と話す。

プロジェクトの一環として建設される「トンプソン教育センター」は、900人の生徒を募集する予定で、ビジネス・芸術・エンターテインメント関連のカリキュラムが中心となる。リー女史は「将来的には生徒を3000人に増やす予定で、中国からの学生が多く集まることを見込んでいる」と話している。

環境保護専門家は「中国テーマパークが計画通りの規模で開発されれば、繊細な湿地は破壊されてしまう。ここ一帯の湿地は野生生物保護区の健全な発展にとって極めて重要だ」と指摘する。ニューヨーク州の管理機関はプロジェクトの進展を注視している。(翻訳・編集/XC)

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