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三峡ダム、警戒水位5.5メートル超え―仏メディア

配信日時:2020年7月14日(火) 10時50分
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12日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、長江にある世界最大級の三峡ダムが警戒水位を5.5メートル超えたと伝えた。写真は三峡ダム。

2020年7月12日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、長江にある世界最大級の三峡ダムが、警戒水位を5.5メートル超えたと伝えた。

記事は、「長江水利委員会水文局の水位・水量予報所の専門家によると、暴雨の影響で長江上流から三峡ダムへの流入量が増加しており、新たな洪水が発生する可能性がある」と紹介。11日午後8時の時点で三峡ダムの水位は150.5メートルに達し、警戒水位を5.5メートル超えたという。「洪水調節に基づき、12日からダムの放流量を増やして毎秒3万9000立方メートルとするが、この流量は72時間後に武漢市に到達する見込み」と伝えた。

記事はまた、中国メディアのこれまでの報道を基に、「6月29日に三峡ダムの水位はすでに147メートル近くにまで達しており、警戒水位を2メートル超えていた」と紹介。「放水量を毎秒3万5000立方メートル以上とすることに決定したが、これは長江の中下流域にとっては洪水防止の大きなストレスになっていた」と説明した。

そこで三峡ダムは、7月6日午前8時から毎秒3万5300立方メートルだった放水量を7月11日午前8時には毎秒2万2000立方メートルにまで徐々に下げた。これにより武漢市の10日の水位は前日比で9センチ上昇にとどまった。しかし、暴雨の影響で三峡ダムでは水位が150.5メートルに達し警戒水位を5.5メートル超えたため、当局は放水量を毎秒3万9000立方メートルにまで増やすことにしたという。

中国メディアによると、7月12日午後1時の時点で武漢市漢口の長江の水位は28.7メートルに達し、観測史上4位の水位となり、一部の水位は市内の主要道路より高くなったという。湖北省では9日に水害防止レベルを3級から2級に引き上げており、すでに902万人が被災している。省都の武漢市の状況も深刻だといい、現地メディアによると11日の時点で長江漢口の水位は28.38メートルに達した。この水位は観測史上5位の高さだという。

長江流域の他の地域も楽観はできないようだ。記事によると、12日午後の時点で南京下関では水位が10メートルに達し、警戒水位を1.3メートル超えた。これは観測史上最高の10.22メートルに迫るもので、三峡ダムができてからは初の10メートル超えだという。

江西省も同様で、10日に鄱陽湖の水位が1998年に記録した観測史上最高の22.52メートルを超えた。九江市内の水位も上昇し続けており、警戒水位を3メートル超えたため、一部の住民に避難命令が出されたという。(翻訳・編集/山中)

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