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5G「世界初」を誇る韓国政府、通信業界・利用者の現状は正反対?=韓国ネット「詐欺だ」

配信日時:2020年7月15日(水) 10時20分
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13日、韓国・マネーSは、韓国政府が次世代通信規格「5G」の「世界初」というタイトルにこだわってきた結果、「だまされた」加入者からは不満が続出していると伝えた。資料写真。

2020年7月13日、韓国・マネーSは、韓国政府が次世代通信規格「5G」の「世界初」というタイトルにこだわってきた結果、「だまされた」加入者からは不満が続出していると伝えた。

韓国では昨年4月8日、「世界初の5G商用化」記念式が行われた。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は「世界で初めて商用化に成功した。世界初の超高速インターネット商用化に続く快挙だ」と祝辞を述べた。しかし、記事は「1年後、期待は崩れ落ちた」「地方だけでなくソウルでも5Gが使えない」などと指摘。「通信キャリアは加入者集めに躍起になり、甘い言葉にだまされ5Gを申し込んだ数百万人の加入者は、不安定な5Gサービスを利用するしかない状況だ」とし、「にもかかわらず、政府は今年4月、5G導入1年の成果を公開し、世界最高だと評価した」と説明している。

韓国は政府の主導で「5G世界初商用化プロジェクト」を推進。科学技術情報通信部は2017年から、商用化の時期を19年3月28日と決めていた。18年6月の周波数割り当て当時、商用化に「世界初」というタイトルを付けることを提案し、キャリア3社をせき立てたという。

通信業界は、端末機の安定化テストが完了しておらず、基地局も不足していることから「困難だ」との意見を出した。専門家も政府が「世界初」にこだわることの問題を指摘したが、当時の科技情通部長官は「世界初でなければ、韓国が世界市場を独占できない」としてそうした声を「黙殺」し、5G全国ネットワークの構築は難しいという意見にも政府は「耳を貸さなかった」という。

記事は、「その結果5Gネットワークは不安定さを露呈し、ユーザーは高額な料金に驚き、不満を爆発させた」と指摘。「5G環境用のコンテンツもいまだ不足し、政府が掲げた5G技術の輸出も、いまだよちよち歩きに過ぎない」と批判した。

現在、5G加入者は680万人(科技情通部推計、20年5月基準)に達するが、相当数が「高い料金と端末機代金を払いながらも、まともに5Gに接続できずにいる」という。ある調査機関は「韓国の5Gユーザーの5G可用性は15%に過ぎない」と報告している。

記事は、「こうした状況にもかかわらず、政府は無理な5G商用化推進を謝罪せず、通信不安の原因をキャリアに転嫁した」と指摘した。放送通信委員会は先月、「キャリアとユーザー間の問題を仲裁する」として「通信紛争調整相談センター」を開設。キャリア関係者からは「政府が提示した商用化の日程には無理があり、まともなサービスの提供が難しいとシグナルを送った。しかし政府は意見を無視し、商用可を強行した」「政府は世界初という名誉を得たが、キャリアはユーザーから文句を言われるばかりだ」との声が聞かれているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「料金が高過ぎる」「料金が下がるまでは、絶対に5Gには加入しない」「5Gは接続がすぐ切れるし、バッテリーの消費もすごいから、LTEばかり使ってるよ」「5Gが売れないだって?。ろくにつながらないのに、誰が買うものか。ユーザーに料金を返すべき。まるで詐欺だ」など、5Gへの不満の声が多数寄せられている。

また、「この政権のやることは、全部こうだよ」「文大統領のしていることは、『どうすれば注目を浴びられるか』というイベントばかり。国民など眼中にない」など現政権への批判のコメントも多い。(翻訳・編集/麻江)

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