中国最大の淡水湖及び周辺水域、過去10年近くで最大の面積に―中国メディア

人民網日本語版    2020年7月13日(月) 17時20分

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鄱陽湖主体及び周辺水域の面積は過去10年近くで最大の4206平方キロメートルに達した。

中国気象局が12日に明らかにしたところによると、国家衛星気象センターはこのほど江西省気象局と協力し、2010年以降の10年間にわたる衛星リモートセンシングモニタリング結果を利用し、過去60年の気象観測データと結びつけることで、中国最大の淡水湖である江西省鄱陽湖主体及び周辺水域の変化状況を科学的にモニタリング・評価した。その結果によると、鄱陽湖主体及び周辺水域の面積は過去10年近くで最大の4206平方キロメートルに達した。科技日報が伝えた。

報告によると、6月29日以降に江西省北部や中部で持続的に豪雨が降っている。7月8日までの江西省北部の平均降水量は302ミリメートルで、例年の2.7倍で1993年同期の328ミリに次ぐ過去2番目の量となっている。うち南昌市、上饒市、九江市の平均降水量はそれぞれ412、346、337ミリで、いずれも過去最大。うち、7月7日午後8時から8日午後8時にかけ江西省で大規模な豪雨を記録した県・市は35で、1961年に整った気象記録が始まってから最多となった(これまでは2010年6月19日の29が最多)。

水文モニタリングによると、鄱陽湖及び長江の水位が急上昇している。7月6日午後11時から8日午後3時にかけて、鄱陽湖では長江の水が持続的に逆流した。8日午後2時現在、鄱陽湖星子ステーションの水位は20.6メートルに達し、警戒水位を1.6メートル上回った。

持続的な大雨と上流からの水の共同作用により、鄱陽湖主体及び周辺水域の面積が急速に拡大している。衛星リモートセンシングモニタリングによると、8月8日午後6時に鄱陽湖主体及び周辺水域の面積が過去10年近くで最大の4206平方キロメートルに達した。7月2日より352平方キロメートル、5月27日より1999平方キロメートル拡大しており、過去同期の平均値(3510平方キロメートル)を2割上回っている。5大支流が湖に注ぎ込む地域の湿地の多くが水に埋もれている。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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