今年の中国映画界は「巨匠ブーム」=チャン・イーモウら有名監督作が公開ラッシュに―中国

Record China    2014年1月20日(月) 17時49分

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昨年は過去最高の興業収入を実現した中国映画市場だが、今年は有名監督たちの最新作が続々と登場するため、記録を大きく塗り替える可能性が高いという。写真はジョン・ウー監督の映画「THE CROSSING」。

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2014年1月19日、昨年は過去最高の興業収入を実現した中国映画市場だが、今年は有名監督たちの最新作が続々と登場するため、記録を大きく塗り替える可能性が高いという。中国経済網が伝えた。

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2013年、中国の映画市場では興収総額が217億6900万元(約3700億円)となり、過去最高の数字を記録した。うち国産映画のシェアは58.65%で、127億6700万元(約2200億円)に。中国語映画が目ざましい成長を見せた1年となった。なお、最も稼いだ映画はハリウッド映画ではなく、チャウ・シンチー(周星馳)監督の香港映画「西遊:降魔篇」。中国だけで12億4604万元(約214億円)を記録している。

好況に沸く中、2014年はチャン・イーモウ(張芸謀)監督やチェン・カイコー(陳凱歌)監督、香港のジョン・ウー呉宇森)監督ら、中華圏を代表する巨匠たちの作品が公開ラッシュを迎える。このため、今年の中国映画市場は、前年を大きく上回る数字を記録すると、早くも期待視されている。

チャン・イーモウ(張芸謀)監督は最新作「帰来」で、かつて監督のミューズだった女優コン・リー(鞏俐)を再起用したことも大きな話題に。年内の公開が明らかになっている。ジョン・ウー(呉宇森)監督の「THE CROSSING」は、チャン・ツィイー(章子怡)や金城武、長澤まさみら豪華キャストが競演。このほか、チェン・カイコー(陳凱歌)監督の「道士下山」、チアン・ウェン(姜文)監督の「一歩之遥」、香港の鬼才ツイ・ハーク徐克)監督の「智取威虎山」なども年内に公開予定だ。

2013年は女優ヴィッキー・チャオ(趙薇)の初監督作品「So Young」(中国語タイトル:致我們終将逝去的青春)、人気小説家・郭敬明(グオ・ジンミン)の初監督映画「小時代」がヒットし、「青春映画」ブームとなった。だが今年は、巨匠たちの重厚な作品が再注目されると言われる。(翻訳・編集/Mathilda

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