鶴は千年亀は万年と言うけれど、絶滅の危機100歳スッポン花婿を急募―湖南省長沙市

2007年5月22日、湖南省長沙市の動物園で100歳のスッポンが超音波による健康診断を受けた。このおばあちゃんはシャンハイハナスッポンと呼ばれる希少種で、同園で50年以上暮らすが、超音波検査を受けるのは初めてのこと。検査の結果、健康体で繁殖能力があり、数週間後には排卵することがわかった。この検査は国際野生動物保護協会の協力のもと、亀類の研究で有名なオーストラリアのコクリン博士を招いて行われた。

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大掛かりな検査を行うわけは、このおばあちゃんが地球上で飼育されている唯一のメスだからだ。オスも江蘇省蘇州市で3匹、ベトナムで1匹飼育されているのみ。このメスこそ絶滅を救う頼みの綱なので、飼育環境を改善し、チャンスさえあれば出産できる体制を整えている。***

問題はお相手。オスも貴重な存在なので、長距離を移動させてカップリングさせるのはリスクがある。そこで、もしかしたらまだいるかもしれない野生のオスを捕獲する作戦を始めるという。同博士によると、雲南省のユアン江なら生育している可能性が高いとのこと。活きのいい、若いお婿サンが見つかることを祈るばかりだ。（翻訳編集・WF）