北朝鮮の内部情勢はより不安定に、万一に備え米韓が協力強化―中国紙

Record China    2014年1月19日(日) 11時40分

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18日、韓国と米国は北朝鮮の内部情勢が不安定さを増していると判断し、万一に備えた協力を強化している。写真は北朝鮮。

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2014年1月18日、中国紙・環球時報は、韓国と米国北朝鮮の内部情勢が不安定さを増していると判断し、万一に備えた協力を強化していると報じた。

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韓国と米国にとって、北朝鮮の内部情勢は対北朝鮮政策決定の重要な要素だ。その北朝鮮の内部情勢に対する現在の見解は、「より不安定になり、さらに予測し難くなっている」というのが主流になっている。

韓国・聯合ニュースによると、北朝鮮は昨年12月に張成沢(チャン・ソンテク)前国防委員会副委員長を処刑した後もその残留勢力に対する粛清を停止していない。張氏の側近であるパク・チュンホン朝鮮労働党副部長ら2人も粛清された可能性がある。

韓国・東亜日報によると、ソン・キム駐韓米国大使は「韓国と米国は北朝鮮の事態急変に備えて防衛力を強化する必要がある。1つの可能性に集中することは賢明ではないが、実際に内乱などの事態が発生した場合に効果的に対応する能力を備えるため、両国間の協力を強化している」と語った。

米誌USニューズ&ワールド・レポートは「今後の北朝鮮政権の最大の問題は金正恩(キム・ジョンウン)第1書記がすでに権力固めができたと思っているのか、あるいはまだ不安定だと思っているかである」とし、「南北間で今年何らかの接触や会談を持つことは可能だが、困難な1年になる。今後1〜2年に北朝鮮が再び核実験をしなければ世界は逆に意外だと思うだろう」と分析している。

こうした状況の中、米国は今月初め、予見可能な不安定要素の安定化を図るため、朝鮮半島への増兵を発表した。韓国の英字紙コリア・ヘラルドは「米国の朝鮮半島への増兵は、北朝鮮を威嚇するとともに、南北間の衝突が全面戦争に発展することを防止するためであり、同時に中国からの潜在的な脅威も考慮したものである」と報じている。(翻訳・編集/HA)

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