中国はなぜ医療品供給で主導権を握れたのか、その秘密とは―米紙

Record China    2020年7月12日(日) 6時20分

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米紙ニューヨーク・タイムズは6日、中国が医療品供給で主導権を握れた理由について分析する記事を掲載した。

米紙ニューヨーク・タイムズは6日、中国が医療品供給で主導権を握れた理由について分析する記事を掲載した。環球時報が7日付で伝えた。

記事は、「中国はすでにこの先数年の医療用品市場での主導的な立場の基礎を据えた」とし、「中国の工場は政府が提供する安価な土地を持っており、融資や補助金も充実している。さらに、中国の病院は中国企業から物資を購入するようにとの通知を受けているため、中国の供給業者は専属の巨大な市場を有している」とその優位性を強調した。

そして、「現在のところ中国企業の生産コストは最も低く、次の世界的な感染症流行において最も有利な立場にある」と指摘。ピーターソン国際経済研究所によると、新型コロナウイルスの感染拡大前から中国の人工呼吸器、サージカルマスク、医療用保護メガネ、防護服の輸出量は、他の国の輸出量の合計よりも多かったという。

また、「中国政府による新型コロナ対策が、その主導的な地位をさらに高めた」と分析。「2月だけで中国のマスク生産量は12倍近くに増加しているほか、中国では現在1日に150トンものマスク用の特殊な生地を製造できる。これは新型コロナ前の5倍、春に生産量をアップさせた米国と比べても15倍に当たる」と伝えた。

記事は、「かつての重症急性呼吸器症候群(SARS)で350人が死亡して以降、中国科学技術部は中国人の輪郭に合った人工呼吸器の研究開発を発表していた。2010年には政府が需要が大きくて応用範囲が広く主に輸入に依存している基礎設備と医療用材料の重点的な研究開発を指示した。2017年には検査キットを重点研究開発に定めた」と説明し、「検査キットの重要性を予見していた」と論じた。

その上で、「こうした努力が中国の医療品供給分野での主導的な立場を固めることになった」と指摘。米ロサンゼルスのある企業家は、新型コロナ対策でサージカルマスクとハンドソープの生産へと業務を転換したが、マスク製造に必要な機械は中国でしか製造しておらず、ジェット機をチャーターして中国から輸入せざるを得なかった。ハンドソープも同様で、米国内にはポンプ式プラスチックボトルのメーカーを見つけることができず、やはり中国から輸入するしかないという。

この企業家は、すでに医療用品生産のための融資を申請しているが、手続きが非常に煩雑で遅く、「中国政府と比べると、ここでは国内製造業へのサポートは全くない」と話しているという。(翻訳・編集/山中)

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