世界アレルギー疾患の日、アレルギー性鼻炎を風邪と思わず早めの治療を

人民網日本語版    2020年7月8日(水) 20時20分

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近年、アレルギー性鼻炎の発症率が上がっており、しかも若年化する傾向がみられるという。

7月8日は世界アレルギー疾患の日。哈爾浜(ハルビン)医科大学附属第四病院耳鼻咽喉科の周彬主任によると、近年、アレルギー性鼻炎の発症率が上がっており、しかも若年化する傾向がみられるという。アレルギー性鼻炎を普通の風邪と勘違いしないよう、自分自身で気をつけ、症状をよく見ることが大切だという。新華社が伝えた。

周主任によると、アレルギー性鼻炎は免疫力低下によって起こり、臨床上は季節性と通年性に分けられる。季節性アレルギー鼻炎は通常花粉やヨモギなどと関係があり、通年性アレルギーは通常ダニや動物の毛、空気中の汚染物質などと関係しているという。

また周主任は、「アレルギー性鼻炎は風邪の症状と混同してしまいやすい。アレルギー性鼻炎には通常、次のような典型な症状がみられる。発作性のくしゃみ、透明な鼻水、鼻のかゆみ、鼻づまりなどで、こうした症状が繰り返し起こり、長く続くことが多い。喉や目、耳のかゆみなどの症状を伴う患者もいる。一方、風邪は急性鼻炎とも呼ばれるが、その症状は通常1週間前後で治まる」と指摘している。

専門家は、「アレルギー性鼻炎の症状が出た場合は、早めに病院で受診してアレルゲン検査を行い、科学治療を受けるべきだ。タイミングを逃すと、アレルギー性喘息や副鼻腔炎などを併発することもある。日常生活では、規則正しい生活を心がけ、バランスの取れた適量の食事をし、うまくストレスを調整・発散して、自身の免疫力を高めるとよい。外出時にはマスクを着用し、アレルゲンとの接触を減らすようにすべきだ」と注意を促している。(編集AK)

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