ハーパーズ バザー、中国で大炎上し謝罪=盧溝橋事件83周年の日に投稿で旧日本軍関連ワード使用

Record China    2020年7月8日(水) 18時40分

拡大

日中戦争の発端となった盧溝橋事件から83年となった7日、女性向けファッション雑誌「ハーパーズ バザー」が、ウェイボーへの投稿で、旧日本軍に関係する「良民証」という言葉を比喩として使用し大炎上した。

日中戦争の発端となった盧溝橋事件から83年となった7日、米ニューヨークで1867年に創刊した世界最古の女性向けファッション雑誌「ハーパーズ バザー」が、中国SNS微博(ウェイボー)への投稿で、旧日本軍に関係する「良民証」という言葉を比喩として使用し大炎上、謝罪に追い込まれた。

環球時報や南方日報など中国メディアの7日付報道によると、ハーパーズ バザーのウェイボー公式アカウントは7日午前の投稿で、「健康コード」のことを「良民証」という言葉で表現した。

健康コードとは、新型コロナウイルスの感染拡大防止策として導入されたもので、スマホのアプリに身分証番号などの個人情報を登録すると、移動履歴や居住地からの情報などを基に、利用者の感染リスクが緑、黄、赤の3段階で示される。中国各地ではさまざまな施設や公共交通機関で健康コードを確認することが当たり前になり、「デジタル通行手形」として機能している。

南方日報によると、良民証とは、日中戦争期に旧日本軍が中国の民間人の身分を管理するために発給していた身分証明書だ。

環球時報によると、この投稿に対し、「七七事変(盧溝橋事件)83周年の特別な日に不適切だ」「平和な日々が長すぎて、痛ましい歴史を忘れてしまったのか」などと批判が殺到した。ハーパーズ バザーは7日午後、ウェイボー上で、「本日午前、甘い審査により投稿された内容で、多くの読者やファンを深く傷つけてしまったことを深くおわびします」と謝罪した。(翻訳・編集/柳川)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携