中国の残業組は夜食に何を食べている?

人民網日本語版    2020年7月6日(月) 19時50分

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本格的な夏が一歩ずつ近づき、都市の夜にはビール、焼肉、ザリガニが欠かせない。

本格的な夏が一歩ずつ近づき、都市の夜にはビール、焼肉、ザリガニが欠かせない。深夜までドラマを見続けたりゲームで遊んだりする夜更かし族にとって、夜食がなければ、より多彩なナイトライフも魂が抜けたようになってしまう。残業するサラリーマンにとっては、オフィスで慌ただしく取る夜食が、夜遅くまで仕事を続けるための活力源だ。北京、上海広州深セン成都、南京、杭州武漢西安長沙重慶の11都市で行われたサンプル調査によると、夜食には都市ごとに実にそれぞれの特徴があるという。

オフィスビルで夜遅くまで働く残業組は何を食べている?

4月下旬から5月下旬までの1カ月間の、11都市のオフィスビルでの夜食デリバリーメニュー単品料理上位5品を比べてみた。

全体としてわかるのは、都市発展による同質化と各地の飲食文化との融合によって、都市の夜食がますます似てきたということだ。

独自路線をいく長沙を除き、一線都市・二線都市10カ所のサラリーマンは焼肉を非常に好む。特に上海、南京、成都では単品料理上位5品はいずれも焼肉メニューだった。

焼肉メニューの中身の違いはと言えば、北京の人は羊肉の串焼きと焼きグルテンが人気があり、広州、武漢、重慶の人はニラ焼きを最も好み、成都の人は焼きジャガイモを最も好む。近いエリアにある上海、南京、杭州ではエノキが断トツの人気で、甘みのあるエノキメニューが3都市の単品料理トップを占めた。

人々の愛を一身に集める焼肉は、都市ごとにそれぞれ独自の味がある。北京では望京小腰(ホルモン串)が好まれ、武漢ではスパイシーチキンバーガーの人気が高く、西安では小麦粉料理が人気で小麦粉のお焼きと焼きそばは単品料理上位5位に入った。

最も独特なのは長沙っ子だ。この屋台・露店グルメで有名な都市のオフィスビルで最も人気があるメニューは、仙草ゼリーと焼き玉子ビーフンだ。また幽蘭拿鉄(ピーカンナッツをトッピングしたミルクティ飲料)と玉子チャーハンも単品料理人気メニュー上位5位に入った。

長沙の満哥笛子さんは、「仙草ゼリーが郷土の夜食メニュー1位になるのは少しも意外ではない。長沙の人々は本当にミルクティが好きだ。またみんなが最も食べたいのは焼肉でなく、串揚げとスパイシーザリガニだ」と話した。

実際、揚げレタスを代表とする揚げ物も、長沙のオフィスビル夜食デリバリーの人気メニューに定着した。

都市ごとに夜食には違いがある。しかし深夜に夜食を食べ、夜遅くまで働く人は、その汗と涙を都市の発展の血管に送り込み、それぞれの都市の飛躍と発展を支える人々であるという点は共通している。

このような人々が夜遅く自分をねぎらうために、串焼きを少し注文してみたり、熱々のマーラースープに玉子を1個入れてみたりするだけだろう。(編集KS)

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