2014年1月14日、韓国紙・中央日報中国語版は記事「GDP1兆ドル突破、中国広東省が韓国を追い上げる秘密」を掲載した。

【その他の写真】

中国・広東省のGDPは2013年、1兆ドル（約104兆円）を突破した。前年比8．5％増。広東省のGDPは1998年にシンガポールを上回った。2003年に香港、2007年に台湾を抜いた。アジアの四小龍で残るのは韓国だけだったが、ほぼ追いついた格好となった。

ある中国経済の専門家はGDPの量だけではなく、質の変化も目覚ましいと指摘する。広東省のGDPに占める消費の比率は初めて50％を突破。輸出と投資に依存する経済モデルから抜け出しつつある。

巨大市場として成長を続ける中国だが、このパイの分け前を韓国が得られるのかは困難な課題となる。例えば中国西部、重慶市のミョンドンと呼ばれる繁華街・解放碑地区にはブランドショップが並ぶが、サムスンを除けば韓国ブランドはほとんど見かけない。

ローエンド市場は中国企業との競争に敗れ、ハイエンド市場にも食い込めない。韓国はサンドイッチ現象に苦しむ可能性が高い。（翻訳・編集/KT）