うちわにガラス細工にドールハウス!女性アーティストたちの作品話題に

人民網日本語版    2020年7月3日(金) 15時50分

拡大

自分らしく生き、話題を集めている若手女性アーティストたちを紹介していこう。

(1 / 15 枚)

思い切りよく自分の専門とは異なる分野に挑戦し、自分の趣味を仕事にして、素晴らしい作品を作り上げ、業界内で光り輝いている。ここではそんな自分らしく生き、話題を集めている若手女性アーティストたちを紹介していこう。

その他の写真

80後(1980年代生まれ)の女性・石佳冉さんは、アパレルデザインを専門に学んだ後、偶然にも「うちわの製作」と出会い、その虜になってしまった。石さんは、うちわにスパンコールやかぎ針など、流行りのデコレーションの手法を用いているほか、中国式やフランス式の刺繡、羽刺繡、立体刺繡などの手法も取り入れて、小さなうちわに3D效果を加えている。そして、古代の女性たちが使っていたうちわが再び現代の多くの人々の目に留まるようになっている。シンプルな作品であっても、手の込んだ複雑な作品であっても、人々に忘れがたい魅力を備えている。

2010年に中央美術学院を卒業した後、米国に渡った杜蒙さんは、ガラスアートの魅力にとりつかれ、ガラスアートを学び、創作する道を歩み始めた。

手工芸において、ガラスは最も高い技術が求められる分野だ。なぜならガラスの形を整えるためには熱しなければならず、高温であるため直接手で作業をすることはできず、道具を使って作業することをマスターしなければならないからだ。そのため、学び始めてすぐにやめてしまうという人も多い。杜さんの手にかかると、ガラスが空を舞う小鳥や地上を駆け巡るシカ、子供の頃を思い出させる白いバレエシューズなどに華麗な変身を遂げる。

2019年8月、雁鴻さんは、20日間をかけて下絵を描き、18個の空き缶を切って平らに伸ばし、表面の塗装を落とし、ガチョウの毛を接着剤で下絵の裏側に貼り付けてから切り取り、パーツを組み立て、ゴージャスな京劇の鳳冠を完成させた。雁さんがこの作品を作りあげる動画を微博(ウェイボー)にアップしたところ、たちまち注目を集め、より多くの人に知られるようになった。

雁さんが大学で専門に学んだのは看護で、看護師として2年働いた後、自分の趣味を副業とするようになり、最終的にそれが本業となったという。雁さんは銅やアルミのワイヤーや毛糸なども材料として使っているほか、詰め物にはティッシュを使い、型をとる際にジャガイモを使うこともある。そして、こうしたシンプルな材料であればあるほど、出来上がった髪飾りはゴージャスで人々を魅了する。

2次元(アニメ漫画・ゲームなどを総じたジャンル)の世界で活躍するSoujiさんは、心和む癒し系の漫画を出版したこともあり、好きなアニメのキャラクターのコスプレをすることもある。彼女のアトリエには、彼女の好きな作品のキャラクターが実際に暮らす「生活空間」を再現したミニチュアやドールハウスがたくさん並んでいる。3年かけて、1つ目のドールハウスを完成させたSoujiさんはその魅力にとりつかれ、ドールハウス作りのプロになってしまった。

Soujiさんは、宮崎駿監督の名作アニメーション映画「ハウルの動く城」のヒロイン・ソフィーの部屋を作り上げたこともある。この80×60×60センチのドールハウスは、ソフィーの部屋を忠実に再現している。Soujiさんは、「ドールハウスは手工芸を追求した一種の形だと思う。そして静かに製作に打ち込んでいる時、目の前のミニチュアが私の心に安らぎを与えてくれる」とした。(編集KN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携