伝説は本当だった!古代禹城遺跡発掘中―安徽省ボン埠市

Record China    2007年5月22日(火) 16時20分

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2007年5月21日、司馬遷の「史記」にも出てくる伝説上の偉人「大禹」が築いたとされる夏王朝遺跡の発掘現場が公開された。黄河治水に尽力した大禹の伝説の真偽が明らかになると期待される。

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2007年5月21日、安徽省ボン埠市では現在「禹城」遺跡の発掘作業がおこなわれている。司馬遷の史記にも登場する禹は大禹と呼ばれ、古代中国の治水事業に心血を注いだといわれる伝説上の人物であり、中国人からは神と同格にあがめられている。

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今年5月、中国社会科学院考古学研究所が正式に発掘調査に乗り出したこの「禹城」遺跡は、中国夏王朝の創始者禹の居城で紀元前2000年頃のもの。ボン埠市西郊外の渦河と淮河が交わる禹会村にある。遺跡の規模は50万平方メートルと広大なもので、すでに発掘現場からは竜山文化の土器も多数出土している。

5月19日、発掘現場では清代末期の墓が発見された。社会科学院考古学専門家によると、この墓が造られたため貴重な遺跡の1部分が破壊されたことは残念だが、この墓の発掘により遺跡地下層の構造が明確になったと説明している。

発掘調査チームは今後「禹城」の建築物に関する出土品に期待しており、伝説にある「大禹、諸侯に会う」の場所を明らかにしたいと意気込んでいる。(翻訳/編集本郷智子)

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