日本に第二波は来るのか―仏メディア

Record China    2020年7月3日(金) 11時50分

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1日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、新型コロナウイルスの感染について「日本に第二波は本当にやってくるのか」とする記事を掲載した。写真は池袋。

2020年7月1日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、新型コロナウイルスの感染について「日本に第二波は本当にやってくるのか」とする記事を掲載した。

記事は、非常事態宣言の解除を経て日本の社会、経済活動が全面的に再開するなか、6月26日に1日の新規感染者数が5月9日以来48日ぶりに100人を超えたと紹介。日本に新型ウイルスの第二波がやってくる可能性が高いとの見方を示した。

その理由としてまず、国内の移動や経済活動が全面的に開放されており、他人との接触を80%減少させることは今や不可能となる中、日本国内で新規感染者を100人以下に抑え込むための有効な手立てが見つかっておらず、「天命を待つ状態になっている」点を挙げた。

次に、東京を中心に感染者数が続けていることに言及。6月19日に都道府県間の移動自粛が解除されており、政治、経済、文化の中心地である東京から日本各地に新たな感染の波が拡散することが想定されるとした。そして、全国的に見ても感染者数のリバウンドが始まっており、6月22~28日の1週間で1日の平均新規感染者が10万人あたり0.5人を超えた都道府県が12に上り、同月1週めの4都県から大きく増えたことを紹介している。

また、これまで日本国内の感染拡大抑止に大きな役割を果たしてきた、政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が政府の一存により廃止されることが明らかになり、会議に参加していた専門家から戸惑いの声が出たことにも言及。「感染のリバウンドが起きつつある一方で、これまで経験を積み重ねてきた専門家会議を解散するという状況の中、『第二波』の足音が聞こえているように感じる」と評した。

なお、2日に発表された新規感染者数は、東京都で107人、埼玉県で19人、千葉県と神奈川県でそれぞれ11人など、全国で合わせて194人となった。(翻訳・編集/川尻

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