日本と中国の主食を比べて発見……どうりで日本人は長生きなわけだ!―中国人美食家

Record China    2020年7月1日(水) 17時20分

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6月30日、中国のコラムサイト「百家号」に中国と日本の主食を比較し、日本人が長寿である理由について分析する記事が掲載された。撮影:Buenosia Carol。

中国のコラムサイト「百家号」に6月30日、中国と日本の主食を比較したところ、日本人が長寿である理由が分かったとするコラムが掲載された。著者は美食コラムニストの梅依旧氏。

同氏は、「美食大国である中国にとって、さまざまな美食の中でも米は最も多く食されている主食である」と紹介。「米食は周辺諸国にも影響を与え、日本でもよく食されているが、同じ米食で同じく高炭水化物なのに、日本人は高血圧、高血脂、高血糖の3高が少なく、痩せている」と指摘し、日中の米食の違いを分析した。

まず、中国人の米食について、「テーブルに多くのおかずを並べてご飯と一緒に食べる」と紹介。「こうしたおかずは風味を増すような味を追求するため、大量の調味料や油脂を加える。しかし、これらは健康的ではなく、脂肪が体内に蓄積され肥満になりやすい」とした。

一方、日本人の米食については、「同じくおかずと合わせてご飯を食べるが、魚類や海鮮、野菜、豆製品などと一緒に食べ、カロリーを制御して少量を食する」と紹介。「酢飯や茶漬け、卵かけご飯など、日本独特の米食の方法がある」と中国との違いを指摘した。

同氏は、日本人が長寿な理由について「薄味」という日本食の特徴があると分析。「さまざまな食材を使用しているので多様性は確保されているが、味付けは薄く、健康的だ。この点、中国では濃い味付けが好まれ、塩や油が多く使用されるのが普通であり、高塩分は高血圧やその他の疾病を引き起こしやすい」としている。

その上で、日本人の長寿の秘訣(ひけつ)として「三高五低七分腹」の習慣が関係していると分析。「三高」とは「高たんぱく、高繊維質、高鮮度」の食べ物のことだとし、「五低」とは「低脂肪、低塩分、低糖分、低コレステロール、低刺激」、「七分腹」とは食べ過ぎずに七分程度を適量とすることを原則とすることだと説明した。

同氏は、「日本人の飲食は世界でも異なる性質のものを併せ持つものである。種類が豊富で手が込んでおり、栄養バランスが良く、おいしくて、量は少なく、塩も油も少なくて薄味、海鮮や野菜、たんぱく質を毎日摂取し、カロリーは高過ぎない。これこそが健康的な食事だ」とし、「どうりで日本人は長寿な民族なわけだ」と結んだ。(翻訳・編集/山中)

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