香港「民主の女神」の訴えに、「日本人からツッコミ」と中国メディア

Record China    2020年7月1日(水) 13時20分

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30日、観察者網は、香港の民主派活動家・周庭さんが発した日本語ツイートに対し、日本のネットユーザーから「ツッコミ」が入ったと報じた。

2020年6月30日、中国メディアの観察者網は、香港の民主派活動家で「民主の女神」とも呼ばれる周庭(アグネス・チョウ)さんが発した日本語ツイートに対し、日本のネットユーザーから「ツッコミ」が入ったと報じた。

周さんは28日にツイッターで、香港版国家安全維持法案が30日に中国本土で可決される可能性が高いとする香港メディアの報道を紹介するとともに、国家分裂罪と政権転覆罪の最高刑が無期懲役になる見込みだとした上で、「日本の皆さん、自由を持っている皆さんがどれくらい幸せなのかをわかってほしい。本当にわかってほしい…」とツイートした。

記事は、このツイートに対して日本のネットユーザーから「日本の内乱罪の最高刑は死刑」「日本なら死刑なので、中国はかなり優しくてよかったね」といったコメントが寄せられたと紹介している。

この件について、中国のネットユーザーは「あなたの求めている自由は、国家の分裂だ」「『われわれ日本人を巻き込むな』というコメントもあったようだ」「無知というものは恥ずかしい」など、周さんに対して批判的な感想を多く残している。

一方で、「もっとコメントを見てみると、彼女に同情している日本人が多い」「実際のところ、コメントの大多数は彼女を支持しているぞ」とし、記事の「ツッコミ」がごく一部の日本人の感想を切り取ったものにすぎないとの考えを示すユーザーもいた。

なお、日本のツイッターユーザーが言及した内乱罪については、刑法77条にて「国の統治機構を破壊し、またはその領土において国権を排除して権力を行使し、その他憲法の定める統治の基本秩序を壊乱することを目的として暴動をした者は、内乱の罪」とし、首謀者は「死刑または無期禁錮」に、謀議に参加したり群衆を指揮したりした者は「無期または3年以上の禁錮」に、諸般の職務に従事した者は「1年以上10年以下の禁錮」に、付和随行して単に暴動に参加した者は「3年以下の禁錮」にそれぞれ処すると規定されている。(翻訳・編集/川尻

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